「CAMP PARK KITO(キャンプ パーク キトウ)」があるのは、徳島と高知の県境にある徳島県那賀町木頭(きとう)地区。名峰・剣山(つるぎさん)の南麓に位置し、“四国のチベット”と言われるほどの大自然にあふれた場所です。高知空港から車で約1時間半、国道から山道に入り延々と進むと突如現れるこの豪華なグランピング施設に、ゲストはようやく到着した達成感で満たされます。
木頭の地に元々あったキャンプ場をフルリノベーションし、2019年にオープンしたこちらでは、温泉やカフェレストラン、ラグジュアリーな設備を兼ね備えた宿泊施設と共に、BBQや渓流遊びなど多彩なアクティビティが楽しめます。大阪や岡山、広島の関西地方からはもちろん、関東からの利用者も多く、ファミリーやカップル、企業団体などさまざまな層に愛されリピーターが多いのも特徴です。
目の前に流れる美那(みな)川のせせらぎの音、澄んだ空気、季節ごとの山々の香りに心からリフレッシュできるはず。ここで味わえる、地元の猪肉を使ったメニューとは?
特別なロケーションで滋味深いジビエ鍋を堪能
2021年3月末ごろまでに訪れるなら、冬季限定の「コタツdeジビエ鍋プラン」(1人前3,500円・税抜)がおすすめです。
ウッドデッキに出したコタツでほっこりと温まりながら、木頭の猪肉を使った鍋料理が楽しめるというなんともユニークな企画。星空の下、特別感あふれる時間が過ごせます。
「猪ぼたん鍋」には、たっぷりの猪ロース肉を主役に、白菜、水菜、ネギ、春菊、ニンジン、大根、豆腐…と豊富な具材が入り、食べ応え満点。出汁は猪肉の味わいが引き立つよう醤油ベースの和風出汁で、木頭の名産品「木頭柚子」の皮を入れるためそのさわやかな香りとすっきりとした味わいに驚きます。初めて猪肉を味わうゲストからは「想像していた以上にあっさりしていて食べやすい!」という声が届くそう。猪肉ならではのダイナミックな旨味も、出汁に溶け込んで滋味深さ満点。添えられた柚子胡椒で風味を変えて楽しめるのもうれしいサービスです。※写真は2人前
さらに、新メニューとして「すき焼き風イノシシ鍋」(1人前3,500円・税抜)が登場予定。すき焼きといっても、肉を焼いてから割下を入れるタイプではなく、木頭では砂糖醤油入りの甘いタレで最初から肉や野菜を炊いていくそう。地元ならではの食べ方で新鮮な地のものを楽しむのも、旅先での醍醐味です。
「木頭の郷土料理をそのまま味わってもらいたい」
「CAMP PARK KITO」の支配人、佐々木 照彦さん・千恵子さん夫妻にお話を伺いました。
「ジビエ鍋は、木頭でしかできない体験をという思いからご用意しました。お客様に、郷土に特化したものを味わっていただきたいですね」と照彦さん。むやみに駆除するのではなく、共存という考えのもとに味わえたらという思いを教えてくださいました。
「私はこの地で育ちましたが、父が趣味で狩猟をしていたので小さいころから猪や鹿、ウサギなどを当たり前のように食してきたんです。我が家の冷凍庫には一年分の猪肉が保管されていたんですよ」と、奥様の智恵子さん。普段、家庭で食べるような木頭ならではの一品も提供できればと考えているそう。
「例えば鹿肉の竜田揚げや、猪肉を砂糖醤油で煮込んだもの。それに、鹿肉は骨に肉を少し残して、ダイコンやコンニャクと一緒に砂糖醤油で炊くととても美味しいんですよ。猪肉の場合は味噌を加えても合います。小さいころから当たり前に食していたものを、ぜひお客様にも楽しんでいただければ」と今後の展望を教えてくださいました。
客室のタイプは、写真の宿泊棟「RIALA(リアラ)」のほか、コテージ、ロッジや、ハウスタイプのグランピングが楽しめる「Pitagoran(ピタゴラン)」と複数が用意されています。
露天風呂「SORA SPA」は、清流のせせらぎをすぐそばで聞きながら、新緑や紅葉など四季折々の山の景色を堪能できる温泉で、心身共にリラックスできます。
支配人ご夫婦をはじめ、スタッフ皆さんの温かいおもてなしにも定評のある「CAMP PARK KITO」。豊かな大自然を全身に感じながら、徳島・木頭ならではの食体験を。
CAMP PARK KITO(キャンプ パーク キトウ)
- 公式サイト: https://cpkito.com
- 住所:徳島県那賀郡那賀町木頭折宇字野久保谷45
- TEL:0884-64-8055
- 営業時間:チェックイン14:00/チェックアウト10:00
- ジビエトの掲載店舗は「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」に基づいた仕入れ、加熱調理等がされていることを確認しています。
- 掲載内容は取材時のものです。営業時間などの最新情報はお出かけ前に各店舗の公式HP等にてご確認ください。