狩猟から加工販売までを手がける京都鹿肉専門店が運営する「MEAT UP(ミートアップ)」京都府京都市

京都駅から徒歩5分、八条西口から八条通りを東向きに歩くと、そこに広がるのは閑静な雰囲気。こちらに鹿肉をメインとしたジビエ料理を堪能できるお店「MEAT UP(ミートアップ)」があります。
サステナブルな地産地消の循環型社会と、「食」を通して自然や命への感謝の心を育むことを目指し、多くの人に楽しんでもらえる場として2023年6月9日に誕生しました。

「MEAT UP」は、食肉処理施設「京都鹿肉専門やまとある工房」が運営。ここでは京都府の笠置町の鹿を自社で仕入れ（狩猟）、精肉処理、販売までを行っています。そのため新鮮で美味しいジビエ料理を堪能できるお店です。

柔らかくてジューシーな鹿肉料理の数々

独自の手法で捕獲から解体・販売までを一貫し、旨味の詰まったこだわりの鹿肉を製造しているため、提供する鹿肉料理はどれも柔らかくてジューシーなものばかり。口の中に入れた瞬間、鹿肉の旨味と甘みが広がります。

その中でも、看板メニューは、自社の猟師が届ける「鹿肉のステーキ」（80g(1～2人前)…1,800円・税込）です。

ステーキにはモモ肉を使用（※仕入れの状態で部位が変わることもあり）しており、最適な火入れ加減で提供されます。赤身肉は淡白ながらもしっかりとした味わいで、自家製ステーキソース、ハリッサ（唐辛子から作られるペースト状の調味料）、有機ブルーベリーソースの3種類で頂くステーキは絶品です。

有機ブルーベリーソースは南山城村で作られた有機ブルーベリーと、和束町で作られたハーブを使った自家製ソースです。ブルーベリーの甘酸っぱさとオレガノ、カモミール、スイートバジル、マジョラム、モリンガを贅沢に使用したハーブの華やかな香りが鹿肉の旨味をさらに引き立てます。

地産地消「鹿肉スパイスカレー」（1,480円・税込）は京都産ひのひかりと和束町の古代米をブレンドしたピンク色のライスに、数十種類のスパイスと鹿肉、さらに隠し味に和束町湊製茶のお茶をいれてじっくり煮込んだルーがたっぷりとかかっています。柔らかく煮込まれた鹿肉とスパイシーなサラッとしたルーはお酒もすすむ一品です。

インターネット販売でも大人気の鹿肉の燻製ハム（500円・税込）は、長時間かけて加熱し、じっくりと燻すため、鹿肉の旨みがぎゅっと詰まった仕上がりになっています。スパイスと燻製の香り、鹿肉の旨味はお酒もさらに美味しくなる一品です。

自社で仕入れた鹿肉と京都のブランド豚【丹波高原豚】の豚肉を使用したソーセージのグリル（2piece800円・税込、4piece1,400円・税込）もおすすめの逸品。鹿肉の上品な味わいと豚肉の甘みが合わさった、これまでにないソーセージです。保存料等は一切使用せず、天然の羊腸に詰めた完全無添加のソーセージのそれぞれの肉質がマーブル状になった断面も必見です。

鹿肉に合うワインや地元のクラフトビールをセレクト

「MEAT UP」では、ジビエの味やクセを考えて選定した赤ワインや白ワインを常時10本程度用意しています。また、日本有数のホップの名産地である地元の京都与謝野町クラフトビールをはじめ、厳選された銘柄のお酒を週替わりで用意しています。

お洒落な店内は自然と都市の融合をイメージ。人工的なコンクリートの壁に、自然の草木や花を随所に配置することで、お洒落な雰囲気を醸し出しています。また、窓が大きいのも特長で、開放感にあふれているのが自慢です。ゆっくりと静かに京都の景色を楽しみながら食事をすることができます。

カウンターでのおひとり様のご利用はもちろん、個室では特別な日のお祝いから団体利用まで、幅広いシチュエーションで気持ちのよいひとときを過ごすことができます。

ジビエを通じた地域創生の取組

「地域に人を集め 地域に賑わいを創り 地域の人を元気にする」というミッションのもと、「MEAT UP」や「京都鹿肉専門やまとある工房」では地域創生に関わる様々な事業に取り組んでいます。

ジビエは、野生動物の捕獲によって得られるため、家畜の肉と比べて環境への負荷が少ないと言われています。鹿、猪の被害や捕獲頭数は年々増加していますが、ジビエへの活用はまだ一部に限られています。貴重な資源であるジビエを活用すべく、地域ごとにジビエ流通の仕組みができあがりつつありますが、捕獲された野生鳥獣は迅速に適切な解体処理ができなければ、美味しいジビエとして利用できません。地域資源として大切にすることで、ジビエ料理を持続可能な食文化として楽しむことができます。

「MEAT UP」では、ジビエは捕獲から処理まで一貫して行い、保健所の許可を受けた施設にて製造したものを使用するため、新鮮で安全安心なジビエ料理を提供しています。

京都で捕れる新鮮なジビエを使ったレストランを是非訪れてください。