品質にこだわり抜いた阿波地美栄が自慢「四季美谷温泉」徳島県那賀郡那賀町
400年の歴史を誇る伝統芸能「阿波おどり」が有名な徳島県。そのほぼ中央に位置するのが、今回ご紹介する「四季美谷温泉(しきびだにおんせん)」です。
宿泊や温泉、お食事処を併設する施設は、県を象徴する霊峰・剣山(つるぎさん)の山懐に広がる木沢(きさわ)・木頭(きとう)地区にあります。登山や林道ツーリングの拠点としても人気で、ブナの原生林、渓谷や大小の滝が織りなす絶景が、訪れる人を魅了しています。
日帰り利用もできるお食事処は、地元の工芸品、拝宮(はいぎゅう)和紙を使った間接照明などが置かれ、心地よい空間が広がります。清流・坂州木頭川(さかしゅうきとうがわ)と、四季折々の美しい姿を見せる山の風景を楽しみながら、自慢の鹿肉料理をいただきましょう。
食肉処理施設を運営しているからこその品質が自慢
こちらでいただけるジビエは、地元の野山で捕獲された鹿肉100%。徳島県が「地域が美しく栄えてほしい」との思いを込めた自慢の「阿波地美栄(あわじびえ)」。施設から車で10分ほどの場所にある「那賀町木沢シカ肉等加工施設」の運営も手がけているため、鹿肉の品質がとにかく抜群。ジビエ通もうなる美味しさです。
「お食事処では、わな猟で捕獲した鹿肉のみを使用しています。捕獲後すぐに施設に運び、短時間で解体・加工を完了。衛生管理を徹底し、隅々まで気を配った丁寧な処理で、各部位を最高の状態に仕上げています」とは、メニュー開発から調理まで担当する瀬尾調理長。
一番人気のメニューは、「鹿もも肉竜田揚げ」(700円・税込)です。生姜とニンニク、醤油、卵などオリジナルのタレを揉み込んだモモ肉は、程よい歯応えが楽しめます。ボリュームも満点ですが、サクサク&ジューシーな揚げたての竜田揚げは、いくらでも食べられそう!噛むほどに、赤身肉の旨味が口に広がる一品です。
カジュアルなメニューが続々登場!
ほかにも「鹿肉陶板焼き」(800円・税込)や「鹿すじカレー」(700円・税込)、「鹿肉コロッケ」(2個650円・税込)など、さまざまな鹿肉料理がありますが、2021年9月からは新たなメニューも登場しています。
新作メニューの一つ「ロースト鹿肉丼」(850円・税込)は、ローストビーフ丼のように、白いご飯の上にスライスした鹿肉のローストがたっぷり。低温でじっくり調理したあと、表面をフライパンで焼き上げたロースト鹿肉は、とてもやわらかく上品な味わい。醤油ベースの甘めのタレが相性抜群です。真ん中の卵黄を絡めていただくと、こってりとした味わいが楽しめます。
さらに、もっと気軽にジビエを楽しんでほしいと開発されたのが「鹿肉バーガー&ポテトセット」(1,000円・税込)です。さまざまな部位を細かくミンチにした鹿肉100%のパテは、奥深い味わいが特徴。トマトやレタスのほか、食感を残したポテトサラダも一緒にサンドされていて、食べ応えも抜群です。マヨネーズ、粒マスタードを合わせた特製照り焼き風ソースも、鹿肉バーガーにぴったり。
「捕獲から加工、調理まで一貫して行う私たちのジビエは、絶対の自信があります。さらに多くの方に美味しさを味わっていただくため、オムレツやハンバーグ、鹿肉入りのデミグラスソースなど新商品の開発に力を入れています。ご期待ください!」(瀬尾料理長)
手ぶらで楽しめるジビエBBQ(1人前4,000円〜・税込)や、眺めも絶景なカフェスペース(現在準備中)など、さまざまなスタイルでジビエを堪能できるのも魅力です。
9部屋ある客室の窓の外には、清流・坂州木頭川が穏やかに流れ、夏には川遊びに興じる家族の姿が見られます。
霊峰剣山を源とする温泉は、江戸時代に開湯されました。ほのかに硫黄が香る無色透明の湯は、pH値9.2のアルカリ泉。ぬるぬるとした肌触りが特徴で、阿波の名湯として知られる美人の湯です。
エントランスには、鹿をモチーフにしたかわいいポストが設置されていて、人気の撮影スポットとなっています。
「四季美谷温泉」には、四季折々の美しい景色が楽しめる天然温泉はもちろん、澄んだ空気と豊かな自然に育まれた絶品ジビエが待っています。
四季美谷温泉(しきびだにおんせん)
- 住所:徳島県那賀郡那賀町横谷夏切3-3
- TEL:0884-65-2116
- 営業時間:お食事処ランチ11:00~15:00(LO14:00)/ディナー18:00~21:00(LO20:00)
- 定休日:月曜(祝日の場合は翌平日)※コロナ禍の休館は月曜・火曜
- ※コロナ禍のディナー(日帰り利用)は、3日前までに要予約
- ジビエトの掲載店舗は「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」に基づいた仕入れ、加熱調理等がされていることを確認しています。
- 掲載内容は取材時のものです。営業時間などの最新情報はお出かけ前に各店舗の公式HP等にてご確認ください。