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館山ジビエをフレンチベースの洋食屋で味わう「mon Réve tateyama」千葉県館山市

千葉県 フレンチ 焼肉・ロースト パテ イノシシ
2023.02.20

千葉県房総半島の南部に位置し、一年を通じて温暖な気候に恵まれている館山市。JR館山駅の東口エリアでは、2019年からスタートした「館山リノベーションまちづくり」の取り組みにより、飲食店の開業が相次ぎ、その一環として2021年にオープンしたのが「mon Réve Tateyama(モン・レーヴ・タテヤマ)」です。

房総の食材をカジュアルに楽しめる店を目指して

お店があるのは、館山駅東口から続く夢通り沿い。フランス語で「私の夢」を意味する店名の由来にもなっていて、希望に満ちたシェフの思いが伝わって来るようです。

お店のコンセプトである「フレンチベースの洋食屋」に合わせて、店内もカジュアルな雰囲気に。壁を隔てず厨房があるので、調理する音や香りも楽しめます。

オーナーシェフの島田 孝之さんは、フランスや国内のレストランで修業を積んだのち、館山にあるオーベルジュの料理長に就任。フレンチのシェフとして10年以上務めるなかで、房総の食材の美味しさに魅せられ、独立後も館山に店を構えました。

「オープン当初は、房総で捕れた旬の魚をメインに楽しんでいただくスタイルでしたが、2022年からジビエ料理にも力を入れています。館山ジビエは旨味が強いのが特徴で、初めてジビエを召し上がる方にも食べやすいと評判です」

店で使う猪肉は、「館山ジビエセンター」から仕入れたもの。常に半身または一頭で仕入れるため、ジビエメニューが豊富で、さまざまな部位が楽しめるのも醍醐味です。

フレンチの技を駆使したジビエ料理をワインと楽しむ

前菜の人気メニューは、猪肉100%で作る「パテアンクルート 冷製パイ包みのテリーヌ」(900円・税込)。ドライイチジクやビーツのソースが猪肉の旨味を引き立てます。

シンプルながら根強いファンが多い、「手作りベーコンサラダ グリーンマスタードドレッシング」(800円・税込)。このサラダのためだけに仕込むという猪肉のベーコンは、砂糖とパプリカパウダーをすり込んでスモークすることで、その香ばしさや甘味だけで野菜が食べられるほどの存在感を放ちます。

スペシャリテは、「猪肉のロースト バルサミコソース」(1,550円・税込)。こちらでは、サラマンダーと呼ばれる調理器具を使って、猪肉を高温で香ばしく焼き上げています。パリッとした脂身と、弾力があってジューシーな赤身の火入れが絶妙で、食べ応えも十分です。

ワインの品ぞろえも豊富で、フルボトルが2,800円(税込)~とリーズナブル。ジビエに合う赤ワインのセレクトにも定評があり、料理に合わせてペアリングもしてもらえます。

「フランス料理の伝統や技術は引き継ぎながら、かしこまらずに食事ができる町の洋食屋さんを目指しています。房総には美味しい食材がたくさんあるので、ジビエと組み合わせて、ここでしか味わえないメニューを提案していきたいです」

ジビエもワインも存分に楽しんで、予算5,000円を実現している島田シェフ。普段使いはもちろん、特別な日にもふさわしい料理とおもてなしが魅力の一軒です。

  • ジビエトの掲載店舗は「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」に基づいた仕入れ、加熱調理等がされていることを確認しています。
  • 掲載内容は取材時のものです。営業時間などの最新情報はお出かけ前に各店舗の公式HP等にてご確認ください。
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