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自社加工のジビエ料理を多彩な居酒屋メニューで満喫できる「あなぐらももんじ」福井県三方郡美浜町

福井県 居酒屋 焼鳥・串焼き 天ぷら・揚げ物 どんぶり シカ イノシシ
2023.03.01

福井県の海側、美浜町に位置する居酒屋「あなぐらももんじ」。JR美浜駅から徒歩5分ほどにある「ビジネスホテル西郷」の1階に店を構えています。飲食店の少ないエリアで多彩なメニューを用意しているため、ホテルの利用客や仕事帰りの人、家族連れなどさまざまな客層でにぎわっています。夏には海水浴帰りに利用する人も。

印象に残る店名の「ももんじ」とは、江戸時代の文化・文政のころに農民が捕獲して売る店が「ももんじ屋」(百獣屋)と言われていたことが由来しています。また、ホテルの半地下にある穴蔵のような立地から「あなぐらももんじ」と名付けたそう。

土地柄、海鮮料理が魅力的なのはもちろん、ジビエ料理も充実しているのが特徴。ゆったりと過ごせるカウンター席や、宴会にぴったりのテーブル席で味わえるのは、どんなジビエ料理なのでしょうか?

ジビエの串焼きやカツレツが人気

おすすめのジビエメニューを教えていただきました。

まずは、シンプルに肉の味わいが楽しめる串焼き。写真手前から2本ずつ、ヘルシーな「シカ串焼き」、脂の美味しさが魅力の「イノシシ串焼き」、そしてジビエ以外にも味わい深さが特徴の「ひね鶏串焼き」(各1本350円・税込)と並んでいます。それぞれに異なる弾力や風味を食べ比べてみては?

イタリアンテイストのメニューもあります。男性に人気だという「シカカツレツ」(1,300円・税込)は、鹿モモ肉をイタリア料理のミラノカツレツ風に仕上げたもの。ハーブとチーズが香りよく、甘酸っぱさのあるトマトソースが相性抜群です。

続いて「MISOぼたん丼」(1,000円・税込)。猪肉と相性のいい味噌味の丼は、温泉卵やニンニクチップがトッピングされ、元気が出そうな組み合わせ。猪肉ならではの食感が楽しめます。ちなみに、豚肉に変更することも可能です。

ジビエ以外のおすすめメニューも気になります。

海鮮が魅力の美浜に来たなら…とまずオーダーする人が多いのが「造り盛合せ」(1,700円・税込)です。ハマチ、イカ、バイ貝、アジなど、季節ごとの旬の魚介が楽しめます。

さらに、お店ならではのオリジナル料理をと開発された新しいメニューが、名前のユニークな「もももも」(700円・税込)。鶏モモ肉を、さまざまなスパイスを合わせたもみダレに漬けて焼き、さらに仕上げのタレを絡めて焼き上げた一品。少しピリッと辛味があり、ビールに合うと好評です。

そのほか、福井名物のソースかつ丼をはじめ、バラエティに富んだメニューがそろうので、複数で訪れていろいろな皿を取り分けると楽しそう!一緒に味わいたい地酒は、種類が充実しているなかでも、せっかくなら地元の「早瀬浦」(グラス550円~・税込)がおすすめです。

自社の食肉処理施設「BON1029」でジビエを加工

自身も猟師という顔を持つ、代表の中村 俊彦さんにお話を伺いました。

「当初はNPO法人で、鹿や猪を扱っていたんです。そこから、複数の飲食店でジビエを提供できればということで会社を作り、食肉処理施設『BON1029(ボン・イチゼロニキュウ)』を立ち上げました」
現在は、居酒屋やカフェなどで自社加工したジビエを提供しています。

「私は子どものころからジビエに親しんでいますが、『あなぐらももんじ』をオープンしたころは、ジビエって何?というお客様が多かったですね。それでも、メディアを通して数年前より認知度が高まっているのを感じています。鹿肉や猪肉の多くが捨てられている状況なので、積極的に活用することで、もっと食材として認知されていけばと思っています。特に鹿肉は牛肉と比べて高たんぱく低カロリーなので、栄養価的にもぜひおすすめしたいです」

「あなぐらももんじ」で使用している箸置きは、「BON1029」で鹿の角を加工したもの。1つずつ風合いが異なり、お土産に購入も可能です。

席は38席あり、ゆったりと過ごせるので、宴会などの集まりでにぎやかにジビエを堪能するのも楽しいのではないでしょうか?

  • ジビエトの掲載店舗は「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」に基づいた仕入れ、加熱調理等がされていることを確認しています。
  • 掲載内容は取材時のものです。営業時間などの最新情報はお出かけ前に各店舗の公式HP等にてご確認ください。
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