ジビエをより日常的な食材に。「第6回ジビエ料理コンテスト」新作レシピ大募集！

2021年7月より「ジビエ料理コンテスト」の募集が開始しました。このコンテストは、農林水産省「鳥獣利活用推進支援事業」の一環として開催されるもので、今年で6回目。ジビエの正しい理解と利活用促進を目的としています。

ジビエとは、フランス語で狩猟によって捕獲された天然の野生鳥獣の食肉のこと。ヨーロッパでは貴族の伝統料理として古くから発展してきた食文化です。

日本では、2014年に「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針（ガイドライン）」が策定され、2016年には「鳥獣被害防止特措法」の中で、捕獲された野生鳥獣は食肉として積極的に利活用されるべきものと明確に位置付けられる改正がされました。そして2018年には、「国産ジビエ認証制度」が制定され、衛生管理及び流通規格等の遵守に取り組む食肉処理施設の認証を行う体制等が整備されたことにより、より安全なジビエを提供できるようになりました。

このコンテストでは、家畜にはない風味や滋養を備えた魅力的な食材であるジビエを使った、安全で美味しく、親しみやすいメニューを募集。ジビエをより日常的な食材として普及させ、ジビエの全国的な需要拡大を目指しています。

第5回ジビエ料理コンテスト 農林水産大臣賞「麻辣猪肉刀削麺（猪の四川風湯麺）」

第5回ジビエ料理コンテスト 農林水産省農村振興局長賞「エゾ鹿の角煮～北海道からの贈り物～」

第5回ジビエ料理コンテスト 日本ジビエ振興協会代表理事賞「ジューシー！エゾシカ薬膳ルーロー飯」

第5回ジビエ料理コンテスト 一般社団法人全国日本調理技能士会連合会会長賞「紅ボールシチュー with ライス」

テーマは、「国産のシカ・イノシシを使用し、多くの人に安全でおいしく提供できる料理」。プロのシェフでも一般の方でも、年齢を問わず応募することができます。

鹿肉は牛肉と比べて高タンパク・低脂質であり、猪肉は豚肉と比べてビタミンB12・鉄分が豊富など、ヘルシーな食材として認知されている“ジビエ”。作られた味ではなく自然そのままの味わいがあり、個性豊かなジビエの特徴をフルに生かしたオリジナルな料理を、ぜひ提案してみませんか？

※11月には参加費無料の「ジビエ料理セミナー」が開講予定です。詳しくは、一般社団法人日本ジビエ振興協会の公式HPに情報がアップされますので、こちらもチェックしてみてください。