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山と空を眺めながら地元鹿肉のカレーを楽しめる「#龍の家つけち峡ブルー」岐阜県中津川市

岐阜県 カフェ カレー シカ
2021.03.12

中央自動車道中津川IC、恵那ICから約50分。岐阜県「飛騨・美濃紅葉33選」にも選ばれる紅葉の絶景スポットが「付知峡(つけちきょう)」です。流れる水の透明度が高い付知川には、「不動滝」や「攻め橋」といった観光スポットもあり、紅葉狩りはもちろん、森林浴を目当てに訪れる人も絶えません。

そんな付知峡に2020年9月に誕生したのが「#龍の家つけち峡ブルー」。どこか懐かしい、ぬくもりのある建物は、50年ほど前に建てられた昭和のドライブインをリノベーションしたもの。駐車場は6台分用意されています。

店内では、土産品としてオリジナルドリンク「龍サイダー」や、「龍のポテトチップス」などの食品、「付知ヒノキの高級ねこプランター」(猫用ベッド。現在、受注生産)といった木工品が販売されています。

また、屋内に6席、テラスに12席が用意されていて、カフェとして利用することも可能です。

地元猟師たちが開発した鹿肉のカレーはホッとする味

ここで食べられるのが「ジビエ鹿肉入のカレーライス」(1,200円・税込)です。一見すると、ブロック肉がゴロゴロと入り、玉ネギとジャガイモといったおなじみの具が使われている、いわゆる家庭のカレー。

実際に食べてみると、意識して味わわない限り、鹿肉だとわからない印象です。
「ここに来る方は家族連れが多いから、子供でも食べられるよう、変わったものにはしていないんです」
そう話してくれたのは、「#龍の家つけち峡ブルー」で広報を担当する山田 文美さんです。

ジビエカレーを食べることが、林業のサポートに

実はこのジビエカレーを開発したのは、中津川市、恵那市を中心に害獣駆除などを行っている「AKジビエ研究会」。古くから伊勢神宮にご神木を納めてきた付知峡は林業が盛んで、鹿などによる深刻な林業被害を減らすため駆除してきましたが、ほとんど廃棄処分されてきた捕獲鳥獣をどうにか利用できないか、と開発したのがこのジビエカレーだったそう。
「いざカレーを作ってみたら、想像以上に美味しいものができた。食べた人のウケもよかった。だけど販路がない。だったらココで売りましょう、ということになりました」
こうしてジビエカレーを提供するようになった「#龍の家つけち峡ブルー」。

SNS映えすると人気の「サイダー」(550円・税込)は、付知川の澄んだ青い水をイメージして作られていて、青リンゴのさわやかな甘さで、どこか懐かしい感じの味わいです。

晴れた日には山山と空の清々しい風景を、雨の日には山から立ち上る霧が谷をわたっていく「龍の谷わたり」が眺められるという「龍の家」。自然豊かな景色を眺めながら、ゆっくりと食事ができます。現在は冬季休業中なので、新緑の美しいころの再開を待って、リフレッシュしに出かけてみては?

  • ジビエトの掲載店舗は「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」に基づいた仕入れ、加熱調理等がされていることを確認しています。
  • 掲載内容は取材時のものです。営業時間などの最新情報はお出かけ前に各店舗の公式HP等にてご確認ください。
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