「こんにちは! BBQ芸人のたけだバーベキューです。今日は魚焼きグリルを使って、猪の塊肉を美味しく焼いちゃいます!」
猪肉は、ロースを使用。
猪肉の醍醐味である脂身を存分に楽しめる部位です。
今回取り寄せたのは、島根県美郷町のブランド猪「おおち山くじら」。
魚焼きグリルにフィットしそうな形や厚みもポイントです。
真空の冷凍便で届いたので、冷蔵庫に入れて自然解凍します。
焼き野菜は、アスパラガス、ナス、パプリカ、マッシュルーム、ミニトマトをチョイス。
使用する調理器具などに合わせて、分量はお好みで調整しましょう。
猪肉に使う塩麹は、生タイプを選ぶと便利です。
魚焼きグリルを使う場合、肉の厚さは3~4cmがベスト。
さらに、厚さが均等だとムラなく美味しく焼けます。
「これぞ、脂身と赤身の黄金比!」と、たけださんも大絶賛。
それでは、下準備を始めましょう。
猪肉を常温に戻したら、肉の両面にフォークでまんべんなく穴を開けます。
次に、猪肉の両面に塩麹を塗ります。
スプーンなど使って全体に塗り込んだら、常温で20~30分漬け込みます。
肉を漬け込んでいる間に、焼き野菜の準備をします。
今回は野菜も魚焼きグリルで調理するため、グリルパンを使用。
グリルパンがない場合、グラタン皿やホットサンドメーカーでも代用できます。
「野菜は厚みをそろえるように切って、隙間なくぎゅうぎゅうに詰めると美味しく焼き上がります」
「野菜の種類はお好みでOK。ミニトマトは超絶おすすめです!」
オリーブオイルをかけて焼くと、しっとり仕上がります。
肉を入れたらほったらかしでOK。塊肉は魚焼きグリルで焼け!
魚焼きグリルを使って、肉焼きスタート!
グリルの受け皿に水を敷き、強火で余熱します。
次に、網の上に猪肉の脂身を下にしてのせ、強火で約15分焼きます(※両面焼きの場合)。
グリルにスペースがあれば、野菜を入れたグリルパンも一緒にのせましょう。
「魚焼きグリルを使うと、肉をひっくり返す手間もないので本当にラクチン。この扉を閉じたら、ボクの役目はほぼ終わりです(笑)」
15分後、グリルを開けると…、キレイに焼けました!
焼きが足りない場合は、さらに数分焼きましょう。
(※片面焼きグリルの場合は、強火で約10~12分、ひっくり返して約6~8分、焼き色を見ながら火を入れます)
「脂身もこんがり焼けていい感じッスね~。余分な脂も落ちてヘルシー!」
猪肉をグリルから出し、アルミホイルに包んで余熱で火を通します。
続いて、グリルパンをオープン!
野菜は直火で焼くと焦げたり、水分が蒸発してカピカピになりがちですが、グリルパンを使うことでしっとり焼けました。
アルミホイルに包んで10分ほど経ったら、いよいよ猪肉入刀です!
「見てこれ! カンペキちゃいます?」
ニヤリと笑い、美しい断面を披露するたけださん。
外はこんがり、中はしっとりジューシーな理想の焼き上がりです。
猪肉を1cm幅にカットして、ボードに盛り付けたら完成!
グリルパンは鍋敷きなどにのせて、そのまま食卓に出しても雰囲気が出ます。
ワンパク全開でテーブルに着くたけださん。
それでは、「いただきま~す!」
分厚くカットした猪肉を豪快にカブリ!
「肉の旨味がスゴイ! 脂身もサクサクで甘味がありますね」
シンプルに味わったあとは、たけださんおすすめの食べ方を伝授。
猪肉をひと口サイズに切って、焼いたミニトマトをのせます。
「猪肉に焼きトマトをのせると、旨味×旨味=大正解!脂身と酸味の相性もよく、さっぱり食べられますよ」
「ガッツリした肉料理にはやっぱりビールが最高ですね!」
猪肉にバルサミコ酢をかけると、ワインとも相性抜群です。
魚焼きグリルがあれば、ハードルが高そうな塊肉を手軽に焼くことができて、料理の幅も広がりそうです。
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■猪ロースのグリル
【材料】(2~3人前)
猪肉(ロース肉)・・・500g
塩麹(生タイプ)・・・50g
アスパラガス・・・1本
ナス・・・1/2本
パプリカ・・・1/2個
マッシュルーム・・・2~3個
ミニトマト・・・3~4個
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■プロフィール
たけだバーベキュー
1986年1月17日生まれ、兵庫県加古川市出身。
アウトドアをこよなく愛する、日本で唯一のアウトドア芸人。趣味はキャンプ・釣り・登山・ロードバイク・狩猟などアウトドア全般。キャンプインストラクター、お肉検定1級他多数の資格を持ち、雑誌や本・テレビ・イベントなど多方面で活躍中。全国各地への出張バーベキューも行っており、地域活性や地産地消を推進。出版本は累計23万部を突破! 『たけだバーベキュー式! ソロキャンごちそう肉レシピ』(宝島社)、『ほりにしやみつきレシピ』(ヨシモトブックス)など。