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総重量2kg超! 要予約の裏メニューはメガサイズ! 衝撃のご当地ジビエバーガー「上田 道と川の駅 おとぎの里」長野県上田市

長野県 道の駅 天ぷら・揚げ物 ハンバーガー シカ お土産・テイクアウト
2021.07.31

さわやかな気分で信州をドライブしていて、ふと立ち寄った道の駅でひと休み。軽食でも食べようかと、フードメニューを見たあなたはきっとギョッとするに違いありません。

看板に目立つ文字で書かれているのは、「馬鹿バーガー」…。んん? ば、ばかバーガー!? さらに衝撃は続き…、「小馬鹿バーガー」「大馬鹿バーガー」…!?

ここは長野県上田市、雄大な景色を楽しみ自然に親しめる「上田 道と川の駅 おとぎの里」(以下、おとぎの里)です。千曲川、浦野川の自然環境を生かした親水空間である「川の駅」と「道の駅」が一体となった全国で初めての施設として、1998年4月に登録されました。

千曲川の力強い浸食によってつくられた大断崖「岩鼻」を間近に見上げることができる場所としても有名で、公園内にはウォーキングコース、芝生広場、無料ドッグランなどがあり、観光や地域振興の拠点となっています。

“道の駅”のお楽しみといえば、なんといっても地場産品やご当地グルメ! レストランでは、冒頭で紹介した「馬鹿(うましか)バーガー」をはじめ、地域の豊かな食材を使ったいろいろなジビエフードメニューを手軽に味わうことができ、物販コーナーでは新鮮な農産物や加工品はもちろん、各種ジビエも販売しています。

猪や鹿のジビエソーセージなど加工品のほか、ペット用鹿肉もあり、愛犬や愛猫への手作り食の材料として人気です。こちらで販売しているペットフードもジビエを使用。近隣地域で捕獲された鹿の肉を活用したジャーキーやドライフード、ウエットフード、鹿の角や貴重なトライプ(鹿の胃袋)などのレアな商品も扱っています。

地域を愛する気持ちが人気のジビエメニューを作るきっかけに

この「おとぎの里」を運営するのは「株式会社おとぎの里」。 “持続可能な地域の創造”を経営理念に掲げ、地元住民が主体となり地域の課題に取り組みながら、バランスの取れた公益活動と収益活動に取り組んでいます。

飲食担当の石井 芙美香さんにジビエを扱うことになったきっかけについてお話を伺いました。
「ここは、道の駅が建つ以前から『川の駅』があり、地域の人たちを中心に環境学習イベントなどを行っていました。そのころ、地元の猟師さんから鹿による畑への被害について聞き、地域を守るために鹿を駆除することが必要ならば、美味しく感謝していただこうと、誰もが食べやすいハンバーガーを考案しました。イベントの際に販売を行うようになったのが、ジビエメニューを扱うようになったきっかけです」

その後、「道と川の駅」として施設の設備や機能が拡充。「馬鹿バーガー」の原材料である鹿肉も安定的に仕入れることができるようになり、2017(平成29)年4月29日(=ニク年のシかニクの日)、から販売を開始しました。

「馬鹿バーガー」には、信州上田に伝わる食文化である馬肉と、鹿肉の合挽きを使用。地域のグループが生産するトマトとタマネギをたっぷりと使ったソースや地元産の米粉を使ったバンズを用いるなど、徹底的に地元産、顔の見える地域の人の手により生産された食材にこだわりました。

肉の焼ける香り、芯まで真っ赤に熟した分厚いトマト。目の前で「馬鹿バーガー」が仕上げられていきます。
さあ、お待たせしました! 出来たてアツアツをいただきます。

馬肉と鹿肉の合挽きに豚の脂を少しだけ加えたパティは、なめらかに練り上げられ、しっとりとした食感。さっぱりとした赤身肉の旨味に程よく馴染んだ豚の脂のバランスは上品さと食べ応えを兼ね備えています。こちらは普通サイズでパティが80gの「馬鹿(うましか)バーガー」(600円・税込)。
このほか、パティが150gの「大馬鹿(おおうましか)バーガー」(700円・税込)、パティは80gと通常サイズながら厚切りトマトとマヨネーズが入っていない「小馬鹿(こうましか)バーガー」(550円・税込)があります。

また、知る人ぞ知る裏メニュー「メガ馬鹿(うましか)バーガー」(写真左側、4,500円・税込)は、直径およそ約30cm、パティは通常サイズの10倍の800g、総重量2kgを超える巨大バーガーです!(要予約)

この「メガ馬鹿バーガー」ですが、裏メニューながら評判が広まり、今では常連さんもいるそう。

ソースやトマトもモリモリで、インパクト&美味しさもまさにメガ級です!

「馬鹿バーガー」だけじゃない! 地域のこだわりを詰め込んだジビエメニュー

衝撃的なバーガーのほか、ほっこり優しい味わいのジビエメニューも紹介しましょう。こちらの「上田コロッケ」(1個150円・税込)は上田市の直売所と共同開発した一品。上田市産のジャガイモと長野県産鹿肉が使われており、ジャガイモは甘くしっとりなめらかな口当たり、鹿肉もたっぷり入っています。注文を受けてから揚げるので、さっくりふんわり揚げたてをいただけます。

土日祝限定の「馬鹿ドッグ」(600円・税込)は、ジューシーでありながらさらりとした脂と上品な赤身肉の旨味が特徴のソーセージを豪快にガブリ!

店舗前のピンクと白のツートンカラーが愛らしい車で販売してるので要チェック。高級なイメージのあるジビエですが、カジュアルなフードメニューは手軽に楽しめるものばかり。

合言葉は“食べてのこそう 信州の自然”。石井さんら「おとぎの里」のメンバーが見据える先にあるものは、将来も変わることのない地域の豊かな自然と暮らし、そこを行き交う人々の笑顔なのかもしれません。

“地域まるごと、おもてなし”の心のこもったカジュアルジビエ。地域の恵みを丸ごとガブリと味わってみてはいかがでしょうか?

  • ジビエトの掲載店舗は「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」に基づいた仕入れ、加熱調理等がされていることを確認しています。
  • 掲載内容は取材時のものです。営業時間などの最新情報はお出かけ前に各店舗の公式HP等にてご確認ください。
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