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約50の多彩な鹿肉料理にリピート必至 「鹿鳴茶流 入舩(ろくめいさりゅう いりふね)」

兵庫 シカ オリエンタルフードレストラン
2019.10.10

兵庫県・神戸の中心街、JR元町駅からすぐ。人通りの多い神戸元町商店街や観光客でにぎわう南京町から程近い立地に、「鹿鳴茶流 入舩」があります。兵庫県内から仕入れた鹿肉を、和・洋・中と幅広いメニューのバリエーションで提供する、国内でも珍しい鹿肉料理専門店です。気になって、さっそくお邪魔しました。

アパレル企業が、鹿肉料理専門店をオープンするまで

まずは、気になるお店の背景について伺いました。話してくださったのは、運営会社のメリケンヘッドクォーターズで広報を担う平野友之さん。

「弊社の出発点はアパレル中心のセレクトショップなんです。2000年の創業以降に野生鹿による農林業の被害を知って、鹿皮(革)の有効活用に取り組みました。すぐ近くに、野生鹿革のバッグやシューズ、鹿角を使った雑貨などを扱っている直営店もあるんですよ」。

さらに鹿肉までも美味しく活用するため、2013年に鹿肉料理専門店「鹿鳴茶流 入舩」を立ち上げ、“ニホンジカまるごと一頭有効活用”を実現しました。

鹿肉料理専門店だからこそ、さまざまな部位が味わえるのはもちろん、平野さんが手にしている鹿革を使ったメニューリストしかり、店内テーブルには鹿角の箸置きも並んでいるなど、余すことなく有効活用していることが伝わってきます。2018年に提供した鹿肉はおよそ2000頭だそう!さっそく、気になるメニューをご紹介します。

厚みある鹿のカツレツをランチで味わえてお値打ち!

まず用意していただいたのは、見るからにボリューム満点の「鹿カツレツランチ」(1,500円・税抜)です。約150gの鹿モモ肉を用い、やわらかくするために下処理時に肉を叩くなど、ひと手間加えているそう。

カツレツを主役に、前菜やスープ、ライスなどがセット。前菜は日替りで、この日は薄めにスライスした鹿肉のロースト(写真:三連小皿右)。カツレツだけでなく、オーブンでやわらかく仕上がるよう火を入れたローストのしっとりとした食感や上品な味わいを楽しめるのもうれしいところ。

カツレツは、ココットに添えられたたっぷりのデミグラスソースを付けて味わいます。サクっとした細かめの衣をまとった、厚みがありつつもやわらかい食感の鹿肉に味わい深い旨味を感じます。「どなたでも美味しく召し上がっていただけるやわらかさに仕上げています」の言葉どおり。鹿肉をまだ食べたことがないという人も、ランチならお試し気分で気軽に利用できるのでおすすめです。

鹿の希少部位やアレンジの効いたメニューにも注目

特筆すべきは、希少部位を使ったメニューもそろっていること。次に登場するひと皿は鹿タン。ボイルして、包丁で丁寧に薄皮を取り除いてから調理します。

こちらが下処理後の状態です。

小さめにカットした鹿タンは、網に入れて直火で炙りつつ、上からバーナーで豪快に加熱します。

「時間をかけて調理するとかたくなってしまうので、さっと火入れしてベストな状態で提供できればと、直火で炙っています。タンのほか、さらに希少な鹿ハツも扱っていますが、いずれも同様にしているんですよ」と語るのは、調理を担当する店長の塩谷憲史さん。

「鹿タンの直火炙り」(780円・税抜)がこちら。前出の“鹿角の箸置き”も雰囲気を添えています。

しっかりとした弾力があるので、食べやすいように小さめサイズがぴったりコリコリとした食感がクセになりそう。柚子胡椒、胡麻油と塩を合わせたもの、ポン酢の3種が添えられるので、相性や好みを試しながら気分を変えて楽しめます。

3品目は、おつまみにもぴったりの「鹿ミンチとアボカドソースのナチョス」(780円・税抜)です。

揚げたての自家製トルティーヤにソースをディップして頬張ると、見た目以上に鹿肉ミンチのややしっかりめの食感が存在感を放っています。まろやかでクリーミーなアボガドと、弾力のある鹿肉ミンチの組み合わせが新鮮で、ほんのりと効かせたメキシカンソースの程よい辛味も相まって、どんどん手が伸びるような一品です。

鹿肉専門店ならでは、ほかにも鹿ランプ、鹿シンタマ、鹿バラなどいろいろな部位を駆使したメニューや、さまざまなジャンルに落とし込んだオリエンタルなメニューがそろいます。「初めて鹿肉を食べたけど、こんなに美味しいなんて!」と感想も届く、初めての出合いも楽しみな鹿肉メニューをぜひ、神戸で。

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