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ジビエ料理をつまみに佐賀の芳醇な地酒を愉しむ 「日本酒×炭火焼き ルンゴ大手町」

東京都 焼肉・ロースト エゾジカ 和食 シカ イノシシ 創作料理 ランチ
2019.10.21

オフィス街、東京・大手町のビルの地下に、“大人の社交場”をテーマにした飲食街「よいまち」が誕生したのは2017年2月のこと。その一角にあるのが、佐賀県の地酒とジビエ料理のマリアージュが楽しめる「日本酒×炭火焼き ルンゴ大手町」です。

店内はコの字型の長いカウンターが2つ。一つはキッチンを囲んだカウンター、もう一方のカウンターは内側に座敷席の小上がりならぬ小下がり(一段低い場所にある座敷席)が。夜な夜な仕事帰りの大人たちが酒を傾けて語らう姿が目に浮かびます。

「オーナーが佐賀県出身で、佐賀の地酒を愉しめる店を作ろうというのが始まりでした」。そう話すのは、店長の田畑和英さん。

「佐賀の地酒は芳醇な甘口で肉料理によく合うんです。そこで料理はジビエをそろえました」。

佐賀県武雄市産の猪のほか、鹿やキジなど全国各地から仕入れたジビエを使った料理をはじめ、魚のすり身のコロッケ「魚ろっけ」580円(税抜)などの佐賀名物も味わえます。

目の前で、炭火で焼き上げるライブ感に食が進む

まず始めに見せていただいたのは、佐賀県武雄市産の猪肉。

「武雄市の食肉処理施設は山の中にあり、捕獲した猪をすぐに処理・冷凍することができるので鮮度のよい肉を一年中味わうことができるんです」。

料理長の立石裕也さん(写真左)も佐賀出身だそうで…。

「佐賀県にはおいしいものがたくさんあるんですよ。米どころですし、肉も魚も捕れます。有明海苔も有名ですよね。実は私、学生時代はアルバイトで有明海苔をとっていたんですよ」と、お話の節々から“佐賀愛”があふれていました。

さて、「ルンゴ」の看板メニューは、ジビエの炭火焼き。炭火の上で、肉にじっくりと火が通されていく様子がカウンター席からも見え、その香りに期待も急上昇!

刺激された食欲が最高潮に来たところで運ばれてきたのは、佐賀県武雄市産猪と蝦夷鹿の盛り合わせ。盛り合わせはメニューにありませんが、お願いすれば1,280円(税抜)でオーダー可能とのこと。

猪肉は肩ロースに花山椒を、蝦夷鹿のシンタマは塩胡椒を振り、炭火で焼くシンプルな調理ですが、その分肉の旨味が際立っています。猪肉は脂身とのバランスがよく、強めに振られた花山椒が日本酒を欲する味。鹿肉は肉質がよく、炭火の力も加わり冷めても驚くほどのやわらかさです。

ここで店長の田畑さんが進めてくれた日本酒が、冨久千代酒造「鍋島」。口に含むと、ふくよかな甘味と香りに思わずため息。そして、その残り香に誘われるようにまたジビエに箸が伸びてしまうのです。

「日本酒は辛口が好まれる傾向にありますが、佐賀県では昔から芳醇な甘口の酒が造られています。水が軟水なので、米の旨味が引き出されるんです。特にこの鍋島は『インターナショナル・ワイン・チャレンジ』というワインの世界大会の日本酒部門でチャンピオンに選出。それをきっかけに佐賀の地酒は日本酒好きの間で注目を集めているんです」。

佐賀の地酒は常時15種ほどがそろい、どの銘柄もグラス(90cc)680円(税抜)で楽しめます。

創作ジビエ料理は、酒に合う濃い目の味付けがたまらない!

お次は店の名物、猪のバラ肉を使った肉豆腐「鉄板‼しし豆腐」(1,280円・税抜)。アツアツの鉄鍋で提供されます。

鰹節、鯖節、干ししいたけでしっかり出汁をとった醤油ベースの煮汁は、2日間かけて大きな鍋で煮込んだもの。鉄鍋で猪肉をジュージューと焼き、煮汁を加えて煮込みます。

バラ肉ならではの脂の旨味が煮汁と相まってたまりません。豆腐は“温泉湯豆腐”で有名な佐賀の嬉野から取り寄せていて、こちらも煮汁が染み染みです。

そして3品目は、ピーマンと肉味噌が盛り合された「ぱりぱりピーマン 自家製ジビエ肉味噌」580円(税抜)。肉味噌は猪や鹿など数種類のジビエをブレンドし、ピリ辛に味付けたもの。

「ピーマンは氷水に漬けて苦みをとり、パリパリの食感にしているんです。食べたら驚くと思いますよ!」と料理長の立石さん。大ぶりのピーマンにのせて、では早速、いただきます!

ひと口目、ピーマン特有の苦みがほとんどないのに驚き!肉味噌はいろいろな肉の旨味が凝縮されていて、ピーマンのパリパリ食感を楽しみながら味わうことができました。

8月の大雨で甚大な被害のあった佐賀県。「生産者や酒蔵の皆さんにいつもお世話になっているから」と、お店では売り上げの一部を義援金にするなどの支援もしています。

佐賀県への愛情にあふれる「ルンゴ大手町」。極上の酒とジビエ料理で、一日の疲れを癒しませんか?

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