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ビール大好き夫妻が発信する“ジビエ×クラフトビール”の新しい出合い「O’VAL Craftbeer & Bistro Dining(オーバル クラフトビール&ビストロ ダイニング)」

埼玉 シカ イノシシ
2020.03.30

埼玉県南部に位置するJR埼京線戸田公園駅は、東京・赤羽駅から快速で5分の場所にあるベッドタウン。東口を出て徒歩10分弱の場所に、ビア樽と青い扉が目印の「O’VAL Craftbeer & Bistro Dining」(以下O’VAL)があります。

ここはクラフトビールが大好きなオーナーシェフの椎原 航(ごう)さんと、ベルギービールが大好きな妻の香織さんがオープンしたビアバーです。お二人とも都内のビアバーに長く勤め、香織さんの地元の埼玉に店を開きました。

店内は白を基調とし、インテリアのブルーが映える海辺のリゾートのような明るい雰囲気。
温かな季節にはテラス席でもビールを楽しむお客さんが多いそう。

2人で手作りした内装は温もりいっぱい。こんな居心地のよい場所で、美味しいジビエを味わいながら多彩なビールを楽しめるとあって、オープンから1年足らずで地元の人気店になっています。

料理を担当するのは航さん。
「自分自身が、ビールが好きなので、それに合う料理をと思ったら自然とジビエ料理を取り入れるようになりました。お客さんにも好評なんです」。

ビールを担当するのは、ベルギービール愛が止まないという、笑顔が素敵な香織さん。
「ビールの種類ごとに注ぎ方が違うんですよ」と、グラスに注ぐ姿が決まってます!

ジビエ料理×ベルギービール⇒魅惑の世界のトリコに

「クラフトビールやベルギービールは個性が強いものが多いんです。だからそれに負けないくらい個性のあるジビエ料理はとても相性がいいんです」と、航さん。

今回まずいただくのは、「大分県産イノシシスネ肉のアイスバイン仕立て~春キャベツと共に~」(1,380円・税抜)。塩漬けした豚肉を煮込んだドイツ料理・アイスバインを猪肉にアレンジしたもの。
「クローブやタイムなどと一緒に1週間塩漬けにした猪肉をじっくり茹で、野菜と共にスープにしました。素材自体に味があるのでそれを生かし、繊細に調理しすぎないようにしています。塩気や酸味などをしっかり出したほうがビールにも合うんです」(航さん)。

仕上がりは…、ナイフが必要ないほどのやわらかさ!塩漬けされた猪からスープに染み出た程よい塩けと、キャベツの甘味も感じられる至福の一皿に。

「IPA(アイピーエー。インディアペールエールの略。一般的に香りや苦みが強い)はホップが主張しているので塩みのある料理に合わせるとおもしろいんです」と香織さんがすすめてくれたビールがこちら。黄金色に輝く、埼玉県西川口・グロウ ブリュー ハウスのクラフトビール「柚子IPA」(690円・税抜)。パンチのある香りと苦味がアイスバインの塩けに溶け合います。

「O’VAL」では、温度管理されたクラフトビールのタップ(注ぎ口)が6種類あり、なくなったら別の樽に入れ替わります。

そしてベルギービールの数はなんと約50種類!店に訪れるたびにドキドキワクワク、ジビエ×ビールのマリアージュの新鮮な出合いに期待できます。

今日は何のジビエがある?入荷により珍しい食材に出合えることも!

2品目は「千葉県産のキョンが入ったんですよ。溶岩焼きにするので、ぜひ食べていってください」と航さん。
昨今、千葉県で害獣として問題になっている外来動物・シカ科のキョン。
「取引している業者さんがいろいろな種類の肉を扱っているので、時々穴熊など珍しい食材が入ってくることもあるんです。だからお客さんも、今日は何がある?って、楽しみにしてくれています」。

今回は本州鹿とキョンの両方を食べ比べさせていただきました。写真の上が本州鹿、下がキョンの肉です。
「鹿肉はジビエらしさを出したいのであえて脂身を付けたままにしています」。

フライパンの代わりに溶岩プレートをガス台に置いて熱し、そのうえで肉にじっくり火を通していきます。その後、アルミホイルに包んで余熱でさらに火を通します。

出来上がったのがこちら「宮崎県産本州鹿モモ肉と千葉県産キョンの溶岩焼き」(1,580円・税抜)。左の丸みのある肉がキョン、右が本州鹿です。

まずは本州鹿に岩塩を添えて。
溶岩プレートの遠赤外線でしっとりした食感に焼き上げられ、噛むとふんわりと鹿肉の程よい香りが広がります。

そしてキョン。
きめ細やかな肉質で、こちらもしっとりっとした食感。鹿肉に比べてやや野性味がありますが、同じシカ科なので食べやすく、さわやかな西洋ワサビのソースによく合います。

この一皿に香織さんが選んでくれたのが赤大麦を使ったベルギービール「ドゥシャス デ ブルゴーニュ」(250㎖1,300円、税抜)。オーク樽で寝かせたビールは赤ワインのような口当たり。ジビエとビールのふくよかな香りが口の中で層になって広がります。

ジビエとビールの新しい出合いを届けてくれる「O’VAL」。明るいご夫妻の人柄も、楽しい時間に花を添えてくれます。

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