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〆まで美味しい! ジビエのジンギスカンを堪能「山小屋ジンギスカン KEMONO(ケモノ)」大阪府大阪市中央区千日前

大阪府 その他麺類 ソーセージ ジンギスカン シカ イノシシ エゾジカ 通販・お取り寄せ
2020.11.11

大阪の難波や道とん堀周辺は、地元で“ミナミ”と呼ばれるにぎわいあふれるエリア。

その中心から少し路地を入ったところにある「山小屋ジンギスカン KEMONO」が、今回紹介するお店です。

店頭にある自動販売機をアレンジしたディスプレイには、猟銃が飾られインパクト抜群。そこにある文言どおり、国産の生ラムを提供しているほか、鹿肉や猪肉などのジビエを楽しめるのが醍醐味です。

山小屋をイメージした店内には丸太のイス、そして鹿や猪のはく製などが飾られ雰囲気を演出しています。

鹿と猪のさまざまな部位をプロの焼き加減で味わえる

お店の看板メニューであるジンギスカンから、今回は鹿肉、猪肉のいろいろな部位が堪能できる「国産ジビエセット」(1人前2,580円・税抜)をご用意いただきました。

本来、ジンギスカンは羊肉を用いるのが常ですが、珍しいジビエバージョンに心躍ります!(写真は2人前)。

この日は、北海道産エゾ鹿の「ヘレ肉(ヒレ肉)」「タン」「ロース」と、広島県産猪肉の「カルビ」「モモ肉」「ロース」が登場。野菜も各地から仕入れる旬のものが楽しめ、千葉県産のバターナッツカボチャにジャンボマッシュルーム、山梨県産のクレソン、和歌山県産のマコモダケ…というラインナップ。

「その時の肉の状態を見極めて、一番美味しい焼き加減で味わっていただきたい」とスタッフさんが焼き手を務めてくれるのがうれしいところ。まずは鹿ロース肉を焼いてくれました。

調味料は、特製塩胡椒、味噌ダレ、醤油ダレが用意されています。どの肉にも合い一番おすすめという特製塩胡椒は、淡路島や宮古島などの塩に昆布パウダーや黒胡椒を配合したもの。宮崎県産の高級醤油に高知のポン酢をブレンドした醤油ダレ、数種のフルーツと野菜に京都の白味噌を加えて1か月以上熟成させた味噌ダレも、肉や野菜をさらに美味しく味わうための魅力的な存在です。

先ほどの鹿ロース肉に特製塩胡椒を振りかけて頬張ると、程よい弾力のある食感と優しい鹿肉の味わいが楽しめました。

次に、猪のモモ肉を味わいます。新鮮だからこその程よい旨味と、猪肉の脂の甘味が広がりたまりません。まずは特製塩胡椒でシンプルに素材の風味を味わってから、醤油ダレや味噌ダレを試すのがよさそうです。ジューシーなジャンボマッシュルームには、味噌ダレを付けていただきました。いろいろな部位のお肉が食べ比べできて、野菜もいろいろな種類が味わえるので満足感たっぷりです。

〆には、大好評だという「太〆ソバ(玉子付)」(500円・税抜)を。鉄板に付いた肉や野菜の旨味を吸わせながら麺を焼いていき、味噌風味の和風ダレで味付けします。仕上げには生卵をトッピング! おすすめの半熟加減にしていただきました。

もっちりとした太麺が旨味をたっぷりと含み、リピートされる方も多いという納得の美味しさです。

アテにも最適なジビエのサイドメニューもチェック

ジンギスカンと一緒に楽しめるサイドメニューも充実しています。そのなかからおすすめの2品をご用意いただきました。

こちらは、オープン時から人気の「自家製KEMONOソーセージ」(1,000円・税抜)。猪肉と鹿肉をおおよそ6:4の割合で細かめの合い挽きにし、隠し味には山椒を使っています。いわゆる弾ける食感というよりやわらかで、口の中でゆっくり旨味が広がっていきました。

アテに好評なのがこちら、「自家製広島産“いのししベーコン”とフランス産ブリーチーズ」(700円・税抜)です。

塩漬けにしたあと一日寝かせてからスモークしたベーコンは、フライパンで軽く加熱して提供するため香ばしさも格別。脂の甘味とコクがじゅわっと広がり、塩味もしっかりしているので口の中で余韻まで楽しめます。ベーコンにチーズをのせて一緒に満喫すると、チーズの乳味が猪肉とマッチしてさらに味わい深い印象でした。

充実のドリンクメニューのなかでは、ジンギスカンと相性のいいハイボールが数種類そろっていました。鹿と猪のイラストが描かれた焼酎もぜひチェックを。

ジビエソーセージの通販もスタート

2020年12月に3周年を迎える「山小屋ジンギスカン KEMONO」をはじめ、大阪府下で計6店の飲食店を展開する「ドーノジャパン」代表の森島 立彰さんにお話を伺いました。

「もともと当社は、海鮮系のジャンルからスタートしたんです。ジビエを扱うようになったきっかけは、広島県福山市の猟師さんとの出会いから。農家の鳥獣被害のお話を伺い、本当に困られている実情を知ったことから、仲間と連携して食肉処理施設「備後ジビエ製作所」を立ち上げました。猪を中心に、時には鹿や穴熊も捕れます。新鮮な状態を保つための冷凍車で処理施設に運搬しています。広島の猟師さんは副業の方が多いので、これからビジネスモデルになるようこのお店からジビエを発信していければと思っています」

開業にあたっては、ジビエ未体験の人にも伝わりやすいように、ジンギスカンを看板にしたそう。実際、ジビエは初めてという20代後半からの客層も多く、ジンギスカンはスタッフが横に付いて焼くスタイルなので、会話を通してジビエの魅力を伝えることができます。

コロナ禍のため自宅で過ごす時間が増え、テイクアウト商品の需要が高まっていることから、ソーセージの通販での取り扱いをスタートしたばかり。「広島産天然いのししのソーセージ3P(15本入り)」(3,888円・税込※送料別途)は、フライパンで焦げ目が付くまで焼いて、マスタードを添えて食べるのがおすすめです。

居心地よくくつろげる「山小屋ジンギスカン KEMONO」の店内でも、通販でも、ジビエの魅力を味わいましょう!

  • ジビエトの掲載店舗は「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」に基づいた仕入れ、加熱調理等がされていることを確認しています。
  • 掲載内容は取材時のものです。営業時間などの最新情報はお出かけ前に各店舗の公式HP等にてご確認ください。
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