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アウトドアで楽しもう!奥信濃の秘境でお手軽ジビエ「ファリーミート ~Furry meat~」

新潟県 長野県 シカ イノシシ 焼鳥・串焼き ソーセージ
2020.12.02

秋晴れのこの日、訪れたのは長野県下水内郡栄村・秋山郷(あきやまごう)。新潟県境に位置する風光明媚な山里です。大自然の中、穏やかに馴染む青竹色のキッチンカーが、今回ご紹介する「ファリーミート ~Furry meat~」(以下、ファリーミート)です。

「信州ジビエ」「ジビエドッグ」ののぼり旗が目印の「ファリーミート」のキッチンカーは、主に土・日曜に「道の駅さかえ」ほか、長野県・新潟県各地にて営業しています。

この日の営業は見ごろを迎えた紅葉の切明(きりあけ)温泉。河原をスコップで掘って温泉が湧き出ることでも有名なスポットで、多くの観光客で賑わっていました。

「ファリーミート」を運営するのは、代表の阿部 浩子さん(写真左)と共同代表の月岡 健治さん(写真右)。お二人とも有害駆除や狩猟で年中活躍している猟師です。

地域の食文化としてのジビエ、自然や野生動物の命への想い

父親も猟師で自分を含めた四人兄弟全員が狩猟免許を保持しているという月岡さんは、子どものころから伝統的な郷土食として、ウサギ汁やクマ汁などの野生鳥獣の肉を食べて育ちました。

「獲物がいたから仕留めるのではなく、命をいただくことに感謝し、美味しく食べたい」。月岡さんの穏やかな語り口に、自然や地域の食文化への温かな想いがあふれます。

「栄養価も高く美味しいジビエのよさを多くの人に知っていただき、普及させ、野生動物の命を大切にいただきたい」という月岡さんの想いに、調理師免許を持つ阿部さんが賛同し、2年前からキッチンカーでの軽食の販売を開始しました。

キッチンカーだからできること。行楽地でカジュアル・ジビエ!

「ジビエ」というと高価なイメージを持たれている方も少なくないかもしれませんが、「ファリーミート」のキッチンカーが提供するのは、気軽に楽しめるジビエサンドやジビエドッグ、串焼きなど。その場で調理を仕上げてくれるので、出来立てを味わえます。

まず、「ジビエサンド」。肉の種類はお好みで猪と鹿を選べます。耳に入るジュージューという音、鼻腔をくすぐる肉とタレの焼ける香ばしい香り。目の前で調理されていく課程を見ながら、出来上がるまでのひとときも、楽しい時間です。

ジビエドッグのソーセージは、新潟県十日町市の猟師仲間が運営する野生鳥獣専門肉店「雪国Base」製造の猪ソーセージ。猟師仲間との繋がりで、安定的に品質のよいジビエを仕入れることができているのも「ファリーミート」の強みです。

「ジビエサンド」(写真左・600円・税込 ※写真は鹿肉バージョン)は、しっかりした味付けのタレがジビエの深みある味わいによく合います。「雪国Base」の猪ソーセージを挟んだ「ジビエドッグ」(写真右・600円・税込)は、野生の力強さを感じさせる“肉感”が濃い! 体の奥から力がみなぎってくるような気がします。

「猪串焼き」(600円・税込)は、「ファリーミート」のキッチンカー創業時からのメニューです。下ごしらえで加熱処理済みの串を、その場で温め焼き色を付けるので、スピーディーな提供ながら、熱々を安心していただけます。

動物の命をいただくことに感謝を

「ファリーミート」では食肉処理施設も備えており、キッチンカーで調理・販売する軽食のほかに、ジビエの販売もしています(※要予約)。

捕獲された野生動物を食肉へと加工する時、必ず感謝の祈りを捧げるそうです。月岡さんは「今の子どもたちは、『肉』といえばスーパーのパック詰めのものだと認識していて、それが動物であったということ、命をいただいているということに結び付いていないように感じる」とも言います。月岡さんにとって、ジビエの素晴らしさを伝えるということは、狩猟のこと、自然環境のこと、動物の命をいただくことへの感謝を伝え広めることなのでしょう。

奥信濃の猟師仕込みのジビエサンド。風光明媚な自然の中で、「出来立て熱々を召し上がれ」

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