長野県・軽井沢の滞在型リゾート「星のや軽井沢」に、2018年12月1日から2019年2月28日までの期間限定で、鹿節薫る鹿出汁と、ジビエを味わう「ジビエおでん」が登場します。
寒い時期だからこそ楽しめる 信州の冬が満喫できる味覚
冬の信州には、ジビエを食べる伝統的な習慣があります。星のや軽井沢では2017年から、鹿節薫る鹿出汁と、ジビエを味わうジビエおでんを提供しています。この冬はジビエを様々な仕立てで味わえるよう、おでんに加えて、ジビエを使った先付けも用意しています。
「寒い時期だからこそ楽しめる、信州らしい鍋を作れないだろうか」と、星のや軽井沢のメインダイニング「日本料理 嘉助」の料理長が考えていたときに出会ったのが、鹿肉を乾燥させて作った鹿節だそう! 以前、日本料理 嘉助で鹿のすまし汁を提供していたこと、また、その鹿節との出会いからアイデアを得て、鹿出汁で味わうジビエおでんを開発したといいます。
ジビエはイノシシやキジ、ウサギなどを用意。牛や豚などの家畜に異なり、野性味の強い、肉本来の香りや旨みを感じることができます。鹿出汁は、コンソメの味わいを深めたような、濃厚な旨みが特徴。透明感のある琥珀色の出汁が、大根やゴボウなどの根菜類に染み渡ります。
ジビエおでん 5つのポイント
1 ジビエの先付け
先付けは「鹿の燻製肉と葉野菜・根菜の和え物」。
鹿の燻製肉は柔らかく、噛めば噛むほど口の中に旨みが広がり、葉野菜・根菜のシャキシャキ感は食欲を掻き立てます。ぬる燗の日本酒と相性のいい一品です。
2 鹿出汁で味わうおでん
ジビエおでんは、出汁までジビエを使用しています。鹿出汁はベースの鶏がらスープに、約20キログラムの鹿モモ肉のミンチと野菜、赤味噌などを練りこみ、約2日かけて作られます。
3 ジビエのおでん種
3種類以上のジビエを、おでん種として用意します。イノシシの塊肉は、角煮に。ウサギ、キジはミンチにし、野菜につめます。その他、ウズラやハト、ホロホロ鳥、アナグマなどが入荷次第で提供されます。
4 「ねぎだれ」をはじめとした、6種類の薬味
信州南部に位置する飯田市には、おでんにねぎだれをかけて食べる文化があります。ジビエおでんでは、ねぎだれの他、山椒や七味、柚子胡椒、かんずり、和辛子など、6種類の薬味とともに楽しむことができます。
5 ジビエの出汁を楽しむ、太切りの煮込み蕎麦
信州の郷土食に、キジやヤマドリなど、野鳥獣で出汁をとったツユで食べる「キジ蕎麦」があります。そこからアイディアを得て、ジビエの旨みたっぷりの出汁を最後まで楽しめるよう、〆に蕎麦を用意。ジビエの強い味に負けない太切りの蕎麦を、出汁で煮込みます。
星のや軽井沢では、今後も信州の自然や文化に着目し、ジビエを使った献立を提供していく予定。訪れた際は、是非味わってみてはいかがでしょうか。
- ジビエトの掲載店舗は「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」に基づいた仕入れ、加熱調理等がされていることを確認しています。
- 掲載内容は取材時のものです。営業時間などの最新情報はお出かけ前に各店舗の公式HP等にてご確認ください。