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ようこそ、天空の宿へ。やすらぎの空間と季の山の幸を召し上がれ「信州むしくらの宿 やきもち家」長野県長野市

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2021.09.15

長野市の中心地から国道19号を西へ車を走らせることおよそ15分。いつの間にやら周囲には深い山々。そこは「西山(にしやま)」と呼ばれる中山間地域で、古くから人々が行きかう街道に沿って集落が点在しています。

今回ご紹介するのは、国道からさらに山の中へ分け入り、曲がりくねった坂道の先にたたずむ大きな茅葺の建物。「信州むしくらの宿 やきもち家」(以下、やきもち家)です。

宿の名前にもなっている「やきもち」とは、北信州の郷土料理として知られる“おやき”のこの地域での別名。おやきとは小麦粉の皮で野菜などの具を包んだお饅頭のようなもので、地域により作り方に特徴があり、蒸したものや揚げたものなどバラエティに富んでいます。

ここ、「やきもち家」のある長野市中条地区で作られているおやきは、囲炉裏の灰の中で焼く「灰おやき」と云われるタイプで、まさに“やきもち”なのです。

建物の中へ足を踏み入れるとほのかに広がる灰の香り。部屋の中央に配された囲炉裏が出迎えてくれます。

立派な梁が巡らされた吹き抜けの天井や昔の道具たちがそのままの姿で残る空間。まるで民話の世界…。

さて、ここではどんなジビエ料理に出会えるのでしょう。期待に胸が高鳴ります。

都会の喧騒を忘れ、季の山を味わい、楽しむ

笑顔で出迎えてくれたのは、「やきもち家」を運営する「eternal story(エターナルストーリー)株式会社」総合マネージャーの立神 康之さん。

「ここでは、都会の喧騒を忘れ、山の景色を見て、温泉に入って、食事を楽しんでもらいたい」と立神さん。
同じ中条地区に「長野市ジビエ加工センター」が整備され、2019年7月から本格稼働を開始したことをきっかけに、この場所ならではの山の幸として長野市産ジビエを使った料理の提供を始めました。

「この宿の名物『炭おやき』をはじめ、宿泊でのお食事、宴会やランチ利用のお客様向けのジビエメニューには、すべて地域の名物や名産も使い、『やきもち家』ならではのジビエ料理に仕上げています」
召し上がったお客様からは、「臭くない」「ジビエは苦手だったけれど美味しい!」という感想が寄せられるそうです。

宿泊? 日帰り? テイクアウト? 楽しみ方も選べるジビエ

シチュエーションに合わせて選べるジビエ料理の数々…。やはり、まずはこの逸品からご紹介するべきでしょう。

「ジビエおやき」(写真手前、1個250円・税込)は、すりおろした玉ネギ・リンゴ・生姜・ニンニクに漬け込んだ猪肉を使用。

タネがぎゅうぎゅうに詰め込まれていて、手に取るとずっしりと重く、見た目以上のボリューム感です。薄めながら噛み応えある皮とのバランスも絶妙!

ほかにも、「野沢菜」「ピリ辛」「切干大根」(各190円・税込)などの味があり、バラエティ豊か。

ランチで「やきもち家」を利用するなら、「ジビエカレー」(1,150円・税込)を。鹿肉8:猪肉2の割合の合挽きを使っていて、挽き肉なのに肉の力強さを堪能できるのはジビエならでは。

香り高いスパイスを使いながらも辛さは穏やかで、むしろフルーティな甘味を感じるほど。その甘味の正体について伺うと、玉ネギでも果物でもなく、なんと肉の旨味なのだとか! 半熟卵でとろりと包みこめばさらにまろやかに。

宿泊で利用するなら、「ジビエ懐石コース」がおすすめ。西山名物「西山味噌」と豆乳仕立ての猪鍋(写真右上)、鹿肉と猪肉の合挽きを包んだ長芋饅頭(写真右下)、鹿肉の冷製(写真左下)、鹿肉と猪肉の合挽きでおぶっこ麺のラザニア(写真左上)など、なんと4種類ものジビエ料理を一度に味わえる贅沢ディナーです。

猪鍋というと、分厚い脂とこってり味噌味のイメージがありますが、こちらの猪鍋は豆乳を加えることでまろやかで優しい味わいに。

「あれもこれも味わってみたい! 単品では選べない!!」という場合でも、心配ご無用。ご紹介したジビエおやき・猪鍋・ジビエカレー・サラダが一度に味わえる「ジビエづくしプラン」(3,300円・税込)がその希望に応えてくれます。
※ランチ、ディナー共に要予約・2名以上

ちなみに、懐石ディナーでご紹介した「おぶっこ麺」ですが、「おぶっこ」とは、ここ西山地区の伝統料理で、幅広のうどんのような麺をたくさんの野菜と煮込んだもの。山梨名物のほうとうに似た料理です。「おぶっこ」はランチでいただくことができます(700円・税込)。

なお、「やきもち家」や長野市中条地区を訪れたなら、「道の駅 中条」にもぜひお立ち寄りを。地場産の農産物や加工品のほか、長野市産ジビエ商品も各種取り扱っています。

立神さんに、「やきもち家」でジビエと共に楽しんでほしいおすすめを伺うと、「雲海」とのこと。山あいの谷間に建つ「やきもち家」からは、気候条件によるものの、眼下に出現する雲海を見ることができるのだとか。まさに“天空の宿”を感じる瞬間。それは同時に、この地に息づく野生動物や植物の命を育む豊かな自然への感謝を覚える瞬間なのかもしれません。

  • ジビエトの掲載店舗は「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」に基づいた仕入れ、加熱調理等がされていることを確認しています。
  • 掲載内容は取材時のものです。営業時間などの最新情報はお出かけ前に各店舗の公式HP等にてご確認ください。
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