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淡路島のみずみずしい野菜とジビエを満喫できる「南あわじ美食農園 オリザ」大阪府大阪市阿倍野区

大阪府 イタリアン ステーキ・バーベキュー ハンバーグ 天ぷら・揚げ物 煮込み シカ イノシシ ランチ
2018.12.27

日本一の高さを誇り、大阪の観光名所でもある「あべのハルカス」を南へ。地下鉄谷町線阿倍野駅からほど近くの路地裏を進むと、淡路島名産のタマネギのロゴが目に入り「南あわじ美食農園 オリザ」へとたどり着きます。2011年にオープンした、カジュアルにジビエが楽しめるのが魅力の一軒です。

捕獲からテーブルまで、自社で届けるジビエ

こちらの母体は、淡路島で長年米農家を営み、タマネギやレタス栽培に従事する「淡路アグリファーム」です。店主の冨田美恵さんの話によると、四方を海に囲まれた大らかな自然が広がる淡路島ゆえ、主に西側にニホンジカ、東側に猪が多く、獣害が問題視されていたのがお店をオープンしたきっかけとのこと。2014年には淡路島で唯一の処理施設を立ち上げ、淡路島内のホテルやレストランにも鹿肉、猪肉を卸しています。

「捕獲した鹿や猪を、ただ捨ててしまうことに疑問を感じたことがこのお店をはじめたきっかけなんです」と、冨田さんは語ります。ジビエの敷居を下げたいという思いから、あえて椚座牛や阿波地鶏、豚肉と並列でジビエを選べるメニュー構成に。「ジビエのハードルを下げられる存在になれたら」という思いで作るジビエ料理は価格設定もお手頃で、鹿肉や猪肉を初めて味わう人にオススメしたくなる内容です。

“ジビエビギナー”にこそオススメしたい創作メニュー

まずは、常時5種ほどが揃うジビエメニューのなかでも初心者にオススメの「鹿肉のトマトチーズ煮」(980円・税別)をいただきました。鹿肉のいろいろな部位の肉を大ぶりのミンチ状にし、焼いてさらに煮込んでいるため鹿肉の弾力ある噛み応えが楽しめます。タマネギをはじめその季節に採れる野菜を入れて仕込むトマトソースとチーズが鹿肉にからまり、赤ワインを合わせたくなるような深みのある風味がたまりません。

2品目は、そのときどきで内容の変わる「幻の猪肉料理」(1,480円・税別)から、猪肉のハンバーグを。脂の多い猪肉に赤身メインの鹿肉を合わせたそのバランスが絶妙で、双方のいいとこ取り!

ふんわり、しっとりとした食感でほどよくジューシーです。肉汁のうま味を含んだデミグラスソースが、さらに食を進めます。添えている野菜も、すべてが淡路島産。200種もの農作物がそろうという淡路島の旬の野菜は生き生きとした味わいです。

そして、3品目は同じく「幻の猪肉料理」(1,480円・税別)より、猪肉のカツをいただきました。「しっかりとした食感をいかすため、厚めにカットしています」との言葉通り、インパクトのあるボリューム感です。バターと赤ワインでソテーして脂身のうま味を閉じ込め、一時間休ませてから衣を付けて揚げています。滋味あふれる味わいに、濃厚な赤ワインソースが相性ぴったりです。

そして、4品目にいただいたのが「淡路産鹿肉のステーキ」(1,980円・税別)。塊肉を焼いて、オーブンに入れて低温調理で仕上げたその食感は、ナイフがすっと入る柔らかな仕上がり。バルサミコ酢と岩塩が添えられていますが、何もつけなくても豊かな風味が広がります。「消化がよく、低カロリーでもあるので女性の方におすすめしています」と冨田さん。

冨田さんのお話によると、淡路島で捕獲されるニホンジカは、すべて小柄なものが大半で、柔らかでどこか優しい味わいが特徴なので、ぜひ未体験の方は気軽に味わってみませんか?淡路島を代表する食材、タマネギのステーキ(480円・税別)もぜひオーダーを。

  • ジビエトの掲載店舗は「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」に基づいた仕入れ、加熱調理等がされていることを確認しています。
  • 掲載内容は取材時のものです。営業時間などの最新情報はお出かけ前に各店舗の公式HP等にてご確認ください。
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