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肉との出会いは一期一会。マッスル系店主のジビエ焼肉 「肉まる」

埼玉 焼肉 シカ イノシシ そのほか
2019.10.29

埼玉の中でも都内へのアクセスがよく、住宅街が広がる東武東上線朝霞駅。東口から徒歩1分の場所にあるのが今回紹介する焼肉店「肉まる」です。

軒下には大きな“肉”のマークの看板と、骨付きのマンガ肉のオブジェがかかり、入口から肉々しい雰囲気です。

出迎えてくれたのは、インパクト大のTシャツを着た店主・武藤正樹さん。

「肉が好き(笑)」と言う武藤さんは、胸板が厚くがっちりした体形で、高校・大学と7年間レスリングに明け暮れていたそう。

店内にはそのつながりから来店する、レスリングやプロレスの選手のサインが多く飾られています。

学生時代にもう一つ武藤さんが夢中になっていたのが、食べ歩き。お金を貯めては出歩いているうちに、いつしか肉の魅力に惹かれ、卒業後に都内の焼肉店での修業を経て同店をオープンしたのが2018年のことです。

ジビエ焼肉とウニの心躍るコラボレーション

店内は焼肉店特有のギトギト感が全くない、掃除が生き届いた清潔感な空間。焼肉はテーブルに七輪を置き、炭火焼きで楽しむスタイルです。

「肉まる」の特徴は、ジビエをはじめ珍しいお肉が味わえること。メニューは仕入れによって毎日変わります。この日は短角牛、岩中豚、蝦夷鹿、合鴨、ホロホロ鳥などがメニューに並んでいました。

実は開店当初は、黒毛和牛とホルモンをメインにしていた同店。

「この辺りではジビエが食べられるお店がないので、時々メニューに加えていたんです。次第にお客さんの要望がだんだん増えていって…(笑)」と、リクエストに応えているうちに現在の形になりました。

そんな武藤さんのサービス精神旺盛な人柄を反映した名物の一品料理が、「肉まる焼き」の「えぞ鹿のもも肉 ウニトッピング」100g1,000円+ウニ500円(各税抜)です。

オリーブオイルと塩をまぶした鹿肉を炭火で約20分、じっくりと火を通します。スライスした鹿肉には、「原価で儲けナシです!」と言うほど豪快にウニをトッピング。

見てください、このビジュアル…!垂涎の一皿です。

ウニの甘味がねっとりと絡み、クセのない鹿肉によく合います。ほぼ100%の客が注文するというのも納得です。

七輪焼肉と豊富な酒でにぎやかな夜の時間を

次にいただいたのは、猪、ヒグマ、ホロホロ鳥の七輪焼き。肉本来の味を楽しむため、オリーブオイルと塩のみのシンプルな味付けです。目の前で香ばしく焼きあがっていく様と香りが胃袋を刺激します。

まずは千葉県君津産の「猪肉」(780円・税抜)から。

「猪は土地によって味が異なるのがおもしろいですよね。今日の猪は餌が少ないエリアで育っているから筋肉質。赤身の美味しさが味わえます」。

その言葉どおり、脂身が少なくあっさりしていますが、噛むほどに旨味が濃い!

次は、北海道の「ヒグマ」(1,480円・税抜)です。

この日もいい状態のヒグマが手に入りました。

お味はというと…、他の肉にはない形容しがたい食感で、あえて言えばおいしいジャーキーのような、噛めば噛むほど味がにじみ出てきます。シンプルな味付けなのに臭みのなさにも驚かされました。武藤さんおすすめの柚子胡椒を添えると、辛みがアクセントになってこちらも美味♪

そして最後は、レバー、ムネ、モモが盛り合された「ホロホロ鳥の三点盛り」(980円・税抜)。

「見た目は筋肉質な鳥ですが、食べるとやわらかいんです。特にレバーはフォアグラみたいに濃厚ですよ」

ふんわりした口当たりのレバーは濃厚な味わいで、ムネ肉は驚くほど瑞々しくしっとりした食感。そしてモモ肉は脂がしっかりのって濃厚だけれど肉質はやわらか。どれも一般的な鶏肉とは一線を画した味わいでした。

これだけお肉が美味しいと、どうしても進んでしまうのがお酒。

こちらではビール、焼酎、マッコリ、ウィスキー…と、お酒の種類がとても豊富なのもうれしいところ。

実は武藤さん、ビールの品質管理と注ぎ方に自信があります。サーバーの清潔さや、泡のきめ細かさなどの注ぎ方が素晴らしいと、某メーカーから賞を受けたほど。

常時4種類のクラフトビールもあり、1杯600円(税抜)という低価格で味わえます。

「好きなお酒を飲みながら、いろいろな肉を楽しんでほしいです」と武藤さん。ここでのお肉の出合いは一期一会。さて、今日は何のお肉が食べられるでしょうか?

※料理の価格は日により200円前後変動あり。

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