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丹波篠山の田舎民宿「うめたんFUJI」で滋味深い鹿・猪料理を満喫

兵庫 和食 シカ イノシシ
2020.03.02

黒豆や丹波栗が有名で、とりわけ秋には観光客も多く訪れる兵庫県丹波篠山市。にぎわう中心地から少し離れたところに19年秋、「うめたんFUJI」がオープンしました。

代表の梅谷美知子さんは、東京・六本木のベルギービールのレストランでサービスに従事していた経験の持ち主。そんな梅谷さんが、地元である兵庫県で地域おこし協力隊として活動をし、地域との関係性を作り上げながら構えたのが「うめたんFUJI」です。

築90年の民家で宿泊とジビエ料理が楽しめる

さっそく、お料理がいただける居間へ。

ソファ席があり落ち着いてくつろげそうな雰囲気です。

その隣が、ベッドのある客室。最大5名までで、宿泊料金は一泊大人3,500円、子ども1,000円(各税込み)。食事とセットで利用できます。詳細は予約時に相談を。タイミングによっては、食事のみの利用もOKとのこと。

天井を見上げると、昔、“おくどさん”(=かまど)があった時にすすけた風合いがわかります。梅谷さんがここを気に入ったポイントでもあり、改装の際にあえて見えるようにしたのがこだわりだそう。外国人観光客を視野に入れているだけに、昔ながらの佇まいが喜ばれそうです。

ここでは、いったいどんな料理が味わえるのでしょうか?

丹波篠山の鹿肉の串カツと鹿肉のローストに舌鼓

おすすめの「丹波篠山バーベキューセット」も気になりますが、寒い時期には室内でいただけるメニューが用意されています。

「鹿串カツ」1本200円(税込)は、梅谷さんが鹿肉のさばき方を習得して最初に作った一品。串カツと言えば、の大阪・新世界で食べ歩きをして研究を重ねたようで、秋に地域のお祭りに出店したところ、人気で行列ができたほど。

使う部位はその時々で異なり、内モモ、外モモ、またはシンタマなど。サクッとした衣やジューシーな鹿肉、そして「オジカソース」がベースのオリジナルブレンドソースがマッチしています。

次に、ニンニクやローズマリーでマリネして焼き上げる、内モモを使った「鹿ロースト」(1人前1,800円・税込)が登場。フライパンでじっくりと火を入れていきます。

しっとりと焼き上げた鹿肉に、サラダや季節の野菜などを添えて提供。鹿肉と相性のいい、甘酸っぱいざくろソースをかけて仕上げます。

バーベキューの季節は、梅谷さんが温度を計りながら炭火でベストな状態に焼き上げてくれるので安心です。

鹿肉は、同じく地域おこし協力隊を経て立ち上げられた処理施設「カーリマン」から取り寄せます。「篠山の鹿はいいものを食べて育っていて、猟師さんの血抜きや加工の技術が高いのもおいしい理由ですね」と梅谷さん。

とろろと卵で味わうオリジナル牡丹鍋

猪肉が魅力の鍋もご紹介しましょう。5,000円(税込)のコースで楽しめる「牡丹とろろ鍋」です。

いわゆる定番の牡丹鍋とはまた違った味付けで、食べ方もアレンジしているとのこと。昆布とカツオの出汁に加えて、「住山ごぼう」の出汁が味に深みを加えます。

じっくりと炊いていくうちに、野菜から出る出汁はもちろん、猪の脂の旨味も重なり、まるごと堪能できるのが魅力。

梅谷さんが提案するのは、猪肉をとろろに絡める食べ方。粘りっけたっぷりのとろろは滋味あふれる味わいで猪肉と好相性!

割り下入りの生卵に猪肉をからめるのも美味。ここに先ほどのとろろを加えると、最後まで味わいの変化を満喫できます。〆には、うどんや餅もおすすめ。

お酒は、「丹波篠山ジグザグブルワリ―」の樽生をはじめ、日本酒や丹波ワインなどを取りそろえています。すぐそばに寝室があるので、まるで自分の家でくつろぐようにリラックスして食事やお酒が楽しめそうです。

「雪景色が楽しめる冬や、うららかな景観に和める春、近くの川に蛍が幻想的な光を放つ6月ごろなど、四季折々の風景が本当にすばらしいんです」。

宿泊とセットで丹波篠山の観光も企画中とのこと。大らかな自然に囲まれた田舎民宿で、ジビエを味わい尽くしませんか?

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