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名古屋市随一の繁華街でカジュアルに味わうジビエ「フィレンツェ三丁目(フィレンツェサンチョウメ)」

愛知 シカ イタリアンバール
2020.03.12

今回、ご紹介するのは2007年にオープンした「フィレンツェ三丁目」。通称「錦三(きんさん)」と呼ばれる、愛知・名古屋では随一の繁華街にあるイタリアンバールです。店内は、近隣の会社に勤める人や出張の人、学生、飲食店勤務の人など、連日さまざまな人で賑わいます。

夜がふけるにつれ多くの人々が集う繁華街を進み、一つのテナントビルに入ります。奥に進むと、居酒屋やバーなどがひしめき合う通路に黄色の看板がひと際目立つ店を発見。そこが「フィレンツェ三丁目」です。

店の前では猪のはく製“チャーミーちゃん”がお出迎え。コック服とイタリアンカラーのキャスケットがとてもかわいい、看板猪です。

イタリアの路地裏に佇むバールをイメージしたという店内は、カウンターとテーブル席がコンパクトに配置され、温かみがあふれる空間です。

開店すると、カウンター席で静かにワイングラスを傾ける人、テーブル席で仲間と一緒に肉の塊を切り分けながらワイワイ楽しむ人…、思い思いの時間を過ごす人であふれかえります。

店を切り盛りするのは、店長の柳瀬智行さん。フィレンツェがある中央イタリアの郷土料理を中心に、北イタリアから南イタリアまで多彩な得意料理をもつベテランシェフです。

「イタリアでは、ジビエはごく自然に食べられている料理の一つ。当店でも、いい状態のジビエが手に入る時期は、定番の肉と同じように黒板メニューに並んでいるので、チェックしてくださいね」。

ベテランシェフのアレンジが光る創作ジビエ

さっそく、蝦夷鹿を使った「えぞ鹿のサルティンボッカ」(2,200円・税抜)をいただくことに。

「サルティンボッカは本来、薄くのばした牛肉に生ハムとセージの葉を巻いて焼いたローマの郷土料理のこと。それを、蝦夷鹿でアレンジしてみました」

蝦夷鹿は、ロースの中でもやわらかくて味のいい芯の部位をこだわって使用。それにフレッシュセージをのせて全体を生ハムでやさしく巻き上げ、小麦粉を薄くまぶします。

熱したフライパンにたっぷりのオリーブオイルとバターを入れ、生ハムを巻いた蝦夷鹿を焼いていきます。

肉を焼きながらフライパンの中の熱いオイルをスプーンで回しかけ、両面からじっくりと加熱します。その後、オーブンで中まで火入れをして、完成です。

合わせるソースは、赤ワインビネガーやフォン・ド・ボー、隠し味にトマトソースを加えたシェフ自慢のソース。クリーミーなマッシュポテトや、ワイルドルッコラと呼ばれるセルバチコと一緒に提供されます。

「ソースのさわやかな酸味と、セルバチコのほろ苦さが、蝦夷鹿の旨味を引き立ててくれますよ!」の柳瀬さんの言葉に、思わずゴクリと喉が鳴ります。

まずはソースを付けず、そのままでひと口。やわらかくジューシに焼き上げられた蝦夷鹿に、生ハムの塩味が絶妙なアクセントに!次にソースを付けていただくと、蝦夷鹿の滋味深い味わいがさらに増します。マッシュポテトを添れば、なめらかさがプラスされ、これも絶品です。

本格イタリアンをつまみに、おいしいワインを

翌4時まで営業している「フィレンツェ三丁目」は、おひとりさまやデート、会社の飲み会など、さまざまなシーンに対応。ちょっと一杯や、がっつり食べて楽しく飲みたい時にもうれしいお店です。

次に常連さんの定番メニュー「ハチノスのトマト煮トリッパ」(ハーフサイズ680円・税抜)をいただくことに。

牛の2番目の胃であるハチノス(トリッパ)をレモンやパセリの茎と下茹でし、トマトと香草で煮込んだ、イタリア料理の定番です。そこに白インゲン豆を加えると、フィレンツェスタイル。
「ハチノスの食感にこだわり、煮る時間を細かく調整しています」。

トマトのさわやかな酸味に、絶妙な食感のハチノスが最高に合う!常連さんがこぞって注文するのも頷けます。

ほかに、「小さなオリーブのコロッケ」(600円・税抜)も名物メニュー。オリーブの一粒一粒にツナを詰めてフライにした、イタリアの昔ながらのおつまみだそう。

そのほか、黒板にはワインと一緒に楽しみたいシェフ魅惑のメニューがずらり。

約80種類そろうイタリアンワインは、グラスやボトルで楽しめます。中には、直接イタリアから輸入する貴重なものも。料理に合わせてワインを選ぶもよし、ワインに合わせて料理を選ぶもよし。こちらにはソムリエもいらっしゃるので、気軽に相談してみましょう。

ちなみに、柳瀬さんおすすめのワインがこの3本。真ん中の「ロッソ・ディ・モンタルチーノ」(ボトル5,900円・税抜)は、力強く華やかな味わいで、特にジビエ料理によく合うそうです。

名古屋随一の繁華街にある隠れ家風イタリアンバールで、ジビエとワインを楽しんでみてはいかが?

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