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ずっと触れていたい心地よさ。野生鹿の革アイテムに出合える「Inswirl(インスワール)」長野県長野市

長野県 シカ 革製品
2020.09.23

長野県長野市にある善光寺の門前界隈。大通りから少し入ったところにたたずむこの建物は、この町に寄り添ってきた長い時間を感じさせます。

人の手で作られた建物と自然の生命力を感じさせる蔦、古い看板と新しい看板…。あらゆるものが共生しているような存在感です。

この古民家をリノベーションして誕生したのが、「Inswirl」(以下、インスワール)。環境や人に配慮しながら、心地よい商品を展開するライフスタイルスショップとして生まれ変わりました。

ドアを開けると、そこは白を基調に明るく洗練された空間が。店内には、オーガニック素材、リサイクル素材、天然繊維にこだわったアパレル商品や生活雑貨が並びます。

「Inswirl」の特徴的商品のひとつに、レザーアイテムがあります。実は、すべてのレザーアイテムに駆除された野生の鹿の皮革が使われているのです。

なぜ、駆除された野生の鹿の革を使うのか? そこにはブランド事業を牽引する和田 侑さん(写真下)の「素材としての鹿革へのこだわり」と、ブランドコンセプトである「環境への配慮」が引き寄せた、“運命の糸”を感じさせるストーリーがありました。

素材として惚れ込んだ鹿革へのこだわり

和田さんによると、「鹿革は古くから親しまれてきた素材で、その性質は“革のカシミヤ”と呼ばれるほどきめが細かいために脂が抜けにくく、柔軟ながらも引裂き強度が強い」のだそう。奈良の東大寺正倉院には鹿革製の宝物も保存されており、1300年以上の歳月を重ねた現在でもその柔軟性や色彩を保っているとか。和田さんはそんな鹿革の素晴らしさに惚れ込み、「革製品を作るなら鹿革で」と考えていました。

そんな時、きっかけは突然訪れます。幼なじみの長﨑 晃さん(写真下)がオーナーシェフを務める長野駅前の人気イタリア料理店「bar e Trattoria Piu’ Lungo(バール エ トラットリア ピュ ルンゴ)」で提供されている信州ジビエの鹿肉料理との出合いです。

長野県が信州ジビエの美味しさや県内の鳥獣被害・有害駆除等について伝えるために開催している養成講座を経て、“信州ジビエマイスター”として認定を受けている長﨑さん。
「ジビエ料理は徐々に拡がりつつあるが、肉を剥いだあとの皮はどうなっているのだろうか?」
その疑問をアパレル業界に従事する和田さんに切り出します。

こだわり、縁、経験、知識…。点が線で繋がり形を成していく

1年に及ぶ試行錯誤や情報収集の末、理想的な野生鹿の革との出合いを果たした二人。野生鹿の皮革を使い製作された第1号試作品のトートバッグを手にした長﨑さんは、その瞬間「いける!」と確信。自身の経営する会社にアパレル事業部を立ち上げるなど組織面を整え、和田さんが提唱する“環境や人への配慮”をコンセプトとしたライフスタイルブランド「Inswirl」が発足したのです。

では、ここで「Inswirl」の鹿革アイテムの一部をご紹介。

ダントツ人気の巾着バッグ「KINCHAKU BAG」(13,000円・税抜)は、鹿革のやわらかさを生かしたデザイン。内ポケット付き。ツイストコードは結び目で長さの調節可能。ユニセックスで持てるサイズ感も◎。

「PORTRAIT TOTE BAG」(22,000円・税抜)は、縦長デザインのトートバッグ。A4サイズが入り、ON/OFF共に活躍しそう。玉飾りカシメがアクセント。

鹿革のやわらかさを実感できるスリッパ「ROOM SHOES」(7,800円・税抜)。芯もしっかり入ってるので型崩れもしにくい。素足で履くのがオススメです。

ブランドのすべてのデザインと鹿革製品の縫製を手がけるのは、アパレル会社でのデザイナーの経験と、レザー工房でのものづくりの経験を持つ和田 美名子さん。

「私たちの作る製品のデザインやクオリティを気に入って手にしてくださった方に、その背景にある“人間の都合で野生の鹿が駆除されている”という現状も知ってもらって、その事実をお知り合いの方にも広めていってくれたら…」と語ります。

ブランド名の「Inswirl」とは、In(内側)とswirl(渦)を組み合わせた造語。自分達の取り組みの渦に人々を巻き込んでいきたいという想いが込められているそうです。

「Inswirl」が提唱する、環境に、人に、優しい配慮。ユニセックスで誰でも身に着けられるデザインの製品たち。初めて手にした時の心地よい質感、使い込むほどに肌に馴染んでいきそうな予感に胸が高鳴ります。まずはショップへ足を運んで、この優しく心地よいブランドの世界観に触れてみませんか?

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