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記者発表会にぼる塾が登場!今後流行しそうなトレンドジビエを発表
全国1千店舗以上が参加する「全国ジビエフェア2023」開催中

シカ イノシシ 全国 ジビエフェア イベント
2023.11.15

国産の野生鳥獣肉(以下、ジビエ)の消費拡大を目的とした「全国ジビエフェア2023」が2023年11月1日(水)に開幕し、2024年2月29日(木)まで開催中です。

2023年10月26日には、人気お笑いグループのぼる塾さんをゲストに迎えて記者発表会を開催。今後流行しそうなジビエ料理を「トレンドジビエ」と名づけ、「温活ジビエ」「韓流ジビエ」「ワンハンドジビエ」を発表されましたので、その様子も含めてご紹介します。

今年で6年目となる「全国ジビエフェア」。近年、農作物の鳥獣被害が問題化し、イノシシやシカなど捕獲した鳥獣を地域資源として活用し、マイナスイメージをプラスに変える取り組みを、農林水産省を中心に推進しています。その一環として開催されるのがこの「全国ジビエフェア」です。
(※本フェアは、農林水産省「令和5年度全国ジビエプロモーション事業(ジビエフェア開催事業)」として、ぐるなびが運営しています)

フェアのコンセプトは「プラスジビエ」。ジビエを生活にちょっと「プラス」することで、自分や他の誰か、社会のためにちょっと「プラス」になればとの思いが込められています。
記者発表会では農林水産省農村振興局鳥獣対策・農村環境課の藤河正英課長より「ジビエは高たんぱく、低脂肪、鉄分が多いなどの健康面で女性やアスリートにも人気です。牛豚鶏とは一味違った美味しさを味わっていただきたい」、株式会社ぐるなび・ぐるなび大学インストラクターの小崎俊幸氏は「令和3年度の農作物の鳥獣被害は155億円に上り、農業を続ける気力も減退させてしまいます。近年は高級フレンチやイタリアンだけでなく、ハンバーガーチェーンや和食チェーンなどでもジビエが提供されているので、日本の農業を持続可能にしていく意味でもぜひ味わってください」と思いを語りました。

ぼる塾の3人がトレンドジビエを発表・試食の感想は…?

そしていよいよ、ぼる塾の3人・きりやはるかさん、あんりさん、田辺智加さんが登壇し、「温活ジビエ」「韓流ジビエ」「ワンハンドジビエ」の3つのトレンドジビエを発表。

「温活ジビエ」はポトフやグラタン、鍋など体が温まる料理の肉をジビエに代えた料理で、温かい料理とビタミンB群、鉄・亜鉛などのミネラルが多いジビエは相性がいいそうです。出されたイノシシ肉のポトフに対し、3人の感想は…。

きりやさん「蓋を開けた瞬間にいい匂いがして、寒くなるこれからの季節にぴったり。お肉が軟らかくてあったまり、調理した人の愛情が伝わります。健康にも美容にも良さそう」
あんりさん「洋風だしの素を使ってないのにスープに肉の味が出て美味しい。肉がこんなに大きいのに軟らかい。野菜にも味が染み込んで一体感がすごいです」
田辺さん「肉に臭みとかが全くなくて、軟らかいです。体が縮こまる冬だけど、これを食べたら元気になれそう」

「韓流ジビエ」はプルコギ、ビビンパ、韓国風焼き肉などの肉にジビエを使用。日本で韓国グルメの人気が高まる中、韓国料理は肉を使う料理が多いためジビエに親しむ機会も多くしてくれる期待が持てます。シカ肉のプルコギを食べた感想は…。

あんりさん「肉を軟らかくするためにリンゴを使っているけど変な甘みも無くて、お弁当やキンパにも良さそう」
田辺さん「タレとの相性が抜群によくて、お子様にも好まれそう。サンチュで巻いて食べたいです」
きりやさん「韓国料理なので親近感があります。十代や若い子も好きそう」

「ワンハンドジビエ」はタコスやおにぎり、ハンバーガーなど、片手で食べられる料理にジビエを使用。アウトドア人気が高い今、スポーツ観戦やキャンプなどをしながら食べるのに適しており、リモートワークをしながら片手で食べたいという需要にも応えられます。シカ肉のタコスを味わった感想は…。

田辺さん「ブルーベリーのソースが肉と合っていて、野菜と肉の相乗効果を感じます」
あんりさん「美味しくて、食べ始めたとたんに田辺さんのお腹が鳴っていました」
きりやさん「ワンハンドのこのサイズがちょうどいい。おしゃれカフェで出せそうです」

3つの候補の中から決定した「最も食べてみたいトレンドジビエ」は!?

そして3つの候補の中から、20歳以上の男女ぐるなび会員に「最も食べてみたいトレンドジビエは?」とアンケートを取り、今イチオシのジビエ料理として選ばれたのは…?
きりやさんが「温活」、あんりさんが「韓流」、田辺さんが「ワンハンド」を推して喧々諤々する中、今イチオシのジビエ料理に選ばれたトレンドジビエは、「ワンハンドジビエ」でした。

田辺さん「まぁねー、やはり時代を読んだのは私でした(笑)。これまでジビエは縁遠いイメージがありましたけど、ワンハンドはお手軽で身近ですから」
きりやさん「タコスのキッチンカーとかよく見かけるし、ジビエだったら食べたくなるかも」
あんりさん「確かにキャンプとか今流行ってるし、これから紅葉の季節に外で食べたら楽しそう。というか、私たちがキッチンカーで売りたいよね」

と、3人も納得の表情でした。

さらにクイズ形式のトークセッションを経て、最後に3人からのメッセージ。

きりやさん「このイベントのお陰でジビエのイメージが変わりました。保湿クリームや猫じゃらしにもジビエが使われているなんて初めて知りました」
あんりさん「ずっと存在は知りながら手を伸ばさずにいました。人生の中でこんなにジビエが身近になるとは、人生が豊かになった気がします。もっとジビエを食べたいし食べてほしいです」
田辺さん「これまで近寄りがたさがあったけど、美味しくいただいてジビエが身近になりました。今、ハンバーガーにも使われるなどジビエが私たちに近づいてきてくれているので、私たちからもジビエに近づいていきたいです」

3人のトークで和やかなムードの中、記者発表会は幕を閉じました。

「全国ジビエフェア2023」特設サイトから「ジビ活」を楽しんで

「全国ジビエフェア2023」特設サイトでは全国のジビエメニューを提供する飲食店・ホテルや、ジビエの加工品・ペットフード、皮革製品などを販売する小売店、ECサイトを紹介しています(2023年11月8日現在、約1107店舗が参加。2024年2月末まで参加店舗は随時追加されます)。
「おそとでジビ活」ではジビエメニューを提供する飲食店等、「おうちでジビ活」ではジビエを販売する小売店やECサイト等を掲載し、全国各地の店舗が検索できる他、「日本酒と楽しむジビエ」や「コースで楽しむジビエ」など、複数の特集テーマで店舗を紹介したり、各都道府県で開催するご当地ジビエフェアの情報も紹介。様々な角度から幅広くジビエを盛り上げます。
またインスタグラムアカウント「全国ジビエフェア(@gibier_fair)」でもジビエ料理の魅力や、各月ごとのテーマでジビエフェア参加店の情報を発信していくとのことです。

ぜひみなさんも、「全国ジビエフェア2023」の特設サイトを見ながら、「ジビ活」を楽しんでください!

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