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食肉からオブジェまで、ジビエ100%利活用ショップ「猟師工房」

千葉 シカ イノシシ ショップ その他
2020.02.20

千葉県の館山自動車道君津ICから房総スカイライン経由で約30分。車を走らせると、左手に鹿の頭骨をモチーフにした看板が目に入ります。

駐車場の奥に見える緑色の建物が、目指す「猟師工房」です。

1988年に廃校になった旧香木原小学校の跡地を利用した広々とした敷地は、「猟師工房ランド」として、ショップの「猟師工房」のほか、ソロキャンプ場、バーベキュー場、ドッグラン、ジビエの簡易食肉加工施設、クラフト教室などが整備されています。

校舎を再利用したショップは、自然に溶け込む緑色のカラーリング。

上履きではなく、学校への来客みたいにスリッパに履き替えて店内へと進みます。

店内に入ると、いきなり木製の猪がこちらを見つめてくるので若干ひるんでしまいますが、ゆっくりと店内をチェックしてみましょう。

店内には展示販売のスペースのほか、なんと鳥居や社もある展示スペース、カウンター席などもあり、時間をかけて何をお持ち帰りするか吟味したい印象です。

まずは食肉品。猪も鹿も部位別のブロックごとの販売で、猪・鹿ともに300円~/100g(税抜)。ヒレ、ロース、肩ロース、モモなど、それぞれの部位の特徴やおすすめ料理が掲示されているので、自宅でジビエを調理したことがないという人には参考になりそう。ブロック肉のほか、ソーセージといった加工品も販売されていました。

肉・革・骨に至るまで、目指すは“ジビエ100%活用”

店内を見上げると、壁には鹿の頭骨を使ったオブジェがズラリ!

骨を加工したキーホルダー1,500円~(税抜)、犬用のおやつ「鹿骨カリカリ」1,000円~(税抜)、またアーティストによる骨を利用した作品など、さまざまな商品が販売されています。

さらに、好みの鹿の角ととんぼ玉を1個ずつ選んで、キーホルダーが作れるコーナーも。

鹿の角、とんぼ玉、ヒモと金属パーツの1セットで500円(税込)。子供でも手軽に作れて、世界に一つのオリジナルキーホルダーとしてお土産にもおすすめ。

「うちはジビエの100%利活用を目指しているんです」と話してくれたのは、「猟師工房」代表の原田祐介さん。

ここ、「猟師工房」では販売するジビエの食肉加工を自社3か所の食肉解体所で行っています。もちろんすべて保健所の基準を満たした解体所です。

鳥獣被害問題に向き合いつつ、地元活性化に挑戦し続ける

猟師工房ランドの魅力はこれだけではありません。校庭跡地にはフェンスで囲まれたドッグランが広がっています。

旧校舎の裏手では、実際の猟で活躍する猟犬たちに合うこともできます。

ジビエバーガーとジビエバーベキューが味わえる「猟師工房 千葉店」も、敷地内の一角で営業しています。

「ここには動物の骨などを使うクラフト工房を作る予定です。体験教室を開催したいと思っています」と原田さん。

「猟師工房ランド」のオープンは2019年7月と、まだ1年も経っていませんが、原田さんを中心として人と人とのネットワークが既にしっかりと構築されているようです。それは店内の奥に設置された狩猟仲間や有志により提供された剥製や毛皮、そして鳥居にお社からうかがうことができます。
「肉を食べる、骨や皮を使って何かを作る。命をいただくのですから、目指すは100%利活用です」。
お社にお供えされたお神酒が並ぶさまに、命に対しての敬意を感じることができました。

ジビエの肉を買えるだけでなく、骨や皮を利用したアイテムやクラフト体験、ジビエグルメにドッグランなど、さまざまな魅力が集合した「猟師工房ランド」。君津の新しい観光名所になりそうです。

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