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アットホームな雰囲気でジビエをカジュアルに楽しめる 「Ristorante Stella」(リストランテステラ)

イタリアン 千葉 イノシシ
2019.07.31

JR総武本線四街道駅の北口を出て、目の前のロータリーから路地に入ってすぐ。やわらかな黄色い外壁と石畳のアプローチが目印の「Ristorante Stella」です。

店内は生活感のある白壁が印象的な空間で、テーブル席8卓とカウンターに3席。カジュアルなランチはもちろん、ちょっとした記念日やパーティにも重宝しそうな雰囲気です。

そんなステラで出迎えてくれたのは、梅澤信次さん。お台場にあったメリディアンパシフィックホテルでフレンチと鉄板焼きを学び、ホテル西洋銀座「リストランテ・アトーレ」などで日本イタリア料理協会の発起人、室井克義シェフに師事。満を持して独立して14年間、この店のオーナーシェフとして日々、腕を振るっています。

勝浦産の猪がマスタードでおめかし

鴨、猪、鹿、兎など、さまざまなジビエを調理してきた梅澤シェフがこの日、出してくれたのは「猪のマスタード煮込み」1,800円(税込)。

見た目の第一印象はマスタードソースがたっぷりで辛いのかと身構えてしまうかもしれませんが…。

口の中で肉がほろほろとほぐれ、さわやかな辛さの奥に旨味、甘味も感じられます。付け合わせはポレンタ(トウモロコシの粉を練り上げて焼いたもの)とリンゴのソテー。ポレンタには猪の好物であるポルチーニと栗を混ぜ合わせています。

次に運ばれてきたのは「猪のテリーヌ アスティのソース」600円(税込)。テリーヌというと冷製が一般的ですが、梅澤シェフはテリーヌを作った後に一晩冷蔵庫で寝かし、翌日に火を入れているとのこと。

しっとりとした食感のテリーヌを口へ運ぶと、温かいからこその風味、香りがふくよかに感じられます。中に隠れたレーズンや甘めに仕上げたアスティのソースが、肉の味をより際立たせる計算された一品です。

確かな技術があるからこその、自由な発想

さらにもう一品、梅澤シェフがおすすめしてくれたのが「前菜の盛合せ」1,200円(税込)。

新玉ねぎの冷製スープや自家製鴨の燻製など、旬の野菜、肉、魚をふんだんに取り入れた一皿です。

例えば「ワカサギと日向夏のコンフィ」では魚とフルーツを組み合わせ、ボイルしたエビにはフランボワーズビネガーで風味を付けるなど、フルーツや甘い素材を取り入れるところが梅澤シェフの特徴。どの前菜も丁寧に手をかけているのがわかります。

飲みやすいイタリアワイン(グラス350円~・税込)はもちろんですが、ステラで注目してほしいのがイタリア産のビール&ジュース(各500円~・税込)。どちらも常時約10種類用意されていて、フルーティーで飲みやすいのが特徴とのこと。イタリアらしいデザインのボトル&ラベルは見ているだけでも楽しく、空き瓶を持ち帰る人も多いそう。

実はこの店、いわゆる定番のメニューはあるものの、この日いただいた料理はすべて仕入れ状況と梅澤シェフの気分によって内容が変わります。「このくらいの金額でお任せ」とオーダーする常連さんも少なくないとか。それが可能になっているのは確かな実力があるが故。常識や定石を飛び越えて、自由に美味を生み出すのが梅澤シェフなのです。

秋冬になればジビエの種類も増えるそうですが、確実にジビエ料理を楽しみたいなら、事前予約がおすすめです。

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