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本場の技が魅せる、パスタと相性抜群のシカ肉ラグーに舌鼓。「JUN DIVINO(ジュン ディヴィーノ)」

イタリアン 北海道 シカ
2020.02.28

北に日高山脈を擁し、南は太平洋に面する、自然豊かな北海道沙流郡日高町。町を分断し太平洋に注ぐ沙流川には毎年17,000尾ほどの鮭が遡上します。また、シシャモの生息地としても有名です。国交省平成30年度全国一級河川の水質状況においても、水質が最も良好な河川2018の一つに選定されました。

その美しい流れのほとりに、気鋭のシェフが腕をふるう「JUN DIVINO」があります。本場仕込みの技に魅せられた地元のリピーターたちも通う人気店です。

フードを開けると、イタリア国旗と白い自転車が飾ってあります。
(フードとは、玄関の入口を雨や雪から守るためのガラスで覆ったもう一つの玄関のことです。北海道の建築物ではフードが主流です)

店内は、シンプルで居心地のよい空間です。実は「JUN DIVINO」は、「ミシュランガイド北海道2017特別版」でビブグルマンとして掲載されたお店です。

オーナーシェフの安田 淳さんは北海道札幌市出身で、調理の専門学校を卒業後、12年間札幌のイタリア料理店で腕を振るいながら料理長まで上り詰め、その後渡伊。4年ほど北イタリアでの修行中、地域の文化に親しみ、現地の家庭料理を味わいました。その経験を生かし、2016年1月にOPENしたのがこのお店。本格的なイタリアのごちそうを提供しています。

店にはカウンター席も5席あります。ここに座り、料理が完成していく様子を間近で楽しみながら、期待感が高まるのもカウンター席の醍醐味の一つ。

安田シェフの精密でスピーディな技で、見る間に素材が形を変えていきます。

蝦夷鹿肉のミートソースが踊る様子に、期待が高まってきたところで、今回紹介するジビエ料理が登場。

相性抜群のパスタと新食感ミートボールに舌鼓

今回ご用意していただいたのは、蝦夷鹿を使った料理2品。

1品目は、「自家製パスタとエゾ鹿肉のラグーソース」(1,500円・税込)。ラグーは、蝦夷鹿肉のモモを挽き肉にしてトマトホールで煮込んだものです。

仕上げのパルミジャーノ・レッジャーノが皿の上を舞います。

自家製パスタと鹿の挽き肉の食感は、相性抜群!何度も噛み締めたくなります。さらに、フワフワに削られたパルミジャーノの塩味が味を引き締めてくれます。

2品目は、「エゾ鹿肉のポルペッタ」(2,000円・税込)。

“ポルペッタ”というのは、ミートボールのこと。添えられた野菜は、ジャガイモのピューレ、冬野菜のレンコン、サトイモ、カボチャ、ブロッコリー、そしてロマネスコです。

鹿肉のミートボールは…、押し返してくるようなしっかりとした歯応えが、馴染みあるミートボールとの違いをアピールしてきます。ぷつりと潔く噛み切れたかと思うと、さっぱりとしながらもジューシーな肉汁が口いっぱいに。これは新食感です!見た目以上に、お腹を満たしてくれました。

「イタリアで僕が住んでいた地域は、トレンティノ=アルト・アディシェ州というオーストリアに近いドイツ語圏で、チーズや肉の加工の種類が豊富でそれらを使った料理が多かったんです。イタリアにいる時から、北海道に戻ってきたら『店をやろう』と心に決めていました」と語る安田シェフ。

地産地消が基本のイタリア料理では地元食材が豊富であること、鮮度のよいものが手に入りやすいことが絶対条件。そう考え、道内でも富川での開店を決めたそう。
「人も温かいですし、札幌とは違い、時間の流れ方が穏やかで風景もきれい。僕自身、居心地がいいんです。ここ富川でお店をやれていることがなによりすごくうれしいですね」。

通うごとに新発見、豊富な地元食材メニュー

店のメニューには、蝦夷鹿だけでなく、兎、合鴨、シシャモ、カレイ、ワタリガニなどを使ったメニューも豊富。前菜、パスタ、リゾット、ピッツァ、ドルチェなど、コース料理(5,000円・税込)の提供もありますが、胃の調子に合わせて単品で注文することもできます。

「JUN DIVINO」には、シェフの腕に惚れ込んだ地元の方を始めリピーターが多く訪れます。土日になるとわざわざ遠方から足を運ぶファンも。お一人様、カップルはもちろん、子供連れも歓迎なので、気の合う仲間や家族で、気軽に本格的なイタリアンを味わってみてはいかがでしょうか?

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