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絶品蝦夷鹿肉料理三昧、鹿づくしに魅せられて「hide’s dining遊(ヒデズ ダイニング ユウ)」北海道室蘭市

北海道 居酒屋 焼肉・ロースト エゾジカ シカ 天ぷら・揚げ物 創作料理 ランチ ステーキ・バーベキュー
2020.03.30

北海道室蘭市は、噴火湾の先端に位置しチキウ岬や工場夜景が人気の街です。JR室蘭本線の終着駅である室蘭駅を出て5分ほど歩くとアーケード街に差しかかります。

そのメインストリートから一本裏路地に隠れ家のように佇むのが今回ご紹介する「hide’s dining 遊」(以下、「遊」)です。常連さんの間では鹿肉メニューの豊富さで道内随一と、地元ジビエファンにも評判の名店です。

さっそく店内へお邪魔します。

カウンター席には、常連さんのボトルが並んでいます。

店内は落ち着いた雰囲気で統一され、掘りごたつ式の小上がりがあります。

日本料理にはすべての基礎が詰まっている

店長で料理人の永浦秀範(ひでのり)さんは、室蘭市生まれ室蘭市育ち。高校卒業後、某有名ホテルに就職し2年後国家試験を受け調理師免許を取得しました。10年間日本料理を基本として独学で洋食、中華など幅広く料理の勉強し、その後独立したそうです。

「日本料理って繊細な包丁さばきや和包丁なんていう独自の刃物を駆使しながら繊細な料理を作るでしょ。すべての料理の基礎が詰まっていると思うんです」。
日本人であるからにはどうしても日本料理を極めたいと思っていた永浦さん。師匠からは割烹料理屋にしたほうがいいとのアドバイスがあったそうですが、
「お客さんが来にくくなるような高級なお店にしたくなかったんです。老若男女誰でも気軽に、hideの台所に遊びに来てくださいという気持ちを込めて店名を考えました」と、笑顔で語ります。店長の人柄も人気の理由のようです。

「シカの日」の裏メニューにも注目

永浦さんは、(一社)エゾシカ協会の立ち上げに関わった経緯から蝦夷鹿肉の食材としてのすばらしさを一人でも多くの人に知ってもらいたくて、創業の時に鹿肉メニューを真っ先に取り入れました。14年前といえば、まだジビエによいイメージはなく、そのイメージを払拭するのはたいへんだったそう。

見てください!ジビエ専門店とも思える、ずらりと並ぶ蝦夷鹿メニューの数々…。今では常連さんがお酒のあてに鹿肉の竜田揚げを注文してくれて、口コミで鹿肉料理の美味しさが広まり、定期的に注文されるようになったそうです。

「うちは鹿肉専門店ではありませんが、毎週第4火曜日に『シカ(四火)の日』というのをやっています。『シカの日』はメニューに書かれていないたくさんの蝦夷鹿メニューが食べられますよ」と永浦さん。
その裏メニューをちらりと聞いたところ、エゾ鹿そば、エゾ鹿丼、エゾ鹿カレー、その他エゾ鹿を使った創作料理を提供しているそうです。鹿肉のほかにも、川魚、馬肉と幅広いメニューがたくさんあります。室蘭市は釣りのメッカでもあり魚介類も豊富です。

「メニューっていうのは、僕が作れる料理の三割くらいだと思ってます。常連さんは、おまかせっていうこともよくあります」。と、心強い助言を店長さんがポツリ。さっそく、おまかせして、いろいろと作っていただきました。

まず、手際よく運ばれてきたのが「エゾ鹿竜田揚げ」(800円・税込)です。

こちらは、創業当時からの「遊」の看板メニューです。提供して14年、歴史のあるメニューですね。竜田揚げの衣に甘辛い出汁がしっかり染み込み、さっくりした衣の中はやわらかでジューシー。お酒のおつまみにも合いそうです。スナック感覚で食べられる感じなので、あっという間になくなってしまいます。

続いて「エゾ鹿ローストの野菜サラダ」(1,000円・税込)の登場です。

オレンジ色のドレッシングは、味噌とマヨネーズベースの和風。クセがなく、ほのかな甘味があり、やわらかな鹿肉は絶品です。野菜を巻いて食べるのもおすすめ!

3品目は、野趣あふれる「エゾ鹿網焼き」(800円・税込)です。

末広がりに美しく盛り付けられた網焼きは、直火を当てて外側をこんがり、じっくり焼いて熱を通しています。

ゴマとタレの香りが直火焼きの旨味を引き立て、3品目にして食欲をさらにかき立ててくれました。

余韻に浸っているところへ、「エゾ鹿肉ステーキ」(900円・税込)が畳みかけてきます。

厚くジューシーな鹿肉と、ニンニクがアクセントのバター醤油は相性抜群です。大根おろしと一緒に食べると、あっさり和風ステーキに早変わり。

そして〆は、「エゾ鹿カツののり巻き」(1,000円・税込)です。

思い切って頬張ると、シャキシャキとした野菜と旨味たっぷりな歯応えのある鹿のカツ、甘いタレとマヨネーズが口の中で調和し、後からツンとくるカラシがトリを飾ります。

どの鹿肉料理もやわらかく、それぞれの美味しさがあり、なおかつお手ごろ価格なのがうれしいですね。
「鹿肉の部位は全部シンタマを使っています。僕にとって鹿肉は、牛肉のように味が濃く、肉汁も十分、甘味も強いという最も扱いやすい食材なんです。僕ら料理人は、味の足し算が得意だから鹿肉だけでもいろんな料理が作れちゃうし、思い付いちゃう。肉の切り方一つで、硬くもやわらかくもなるんです。」と永浦さん。

鹿肉に情熱を注いだ職人の手腕が光る一皿を、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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