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ジビエをもっと気軽に、美味しく食べて欲しい
「道の駅 もっくる新城(しんしろ)」

愛知 カレー シカ 道の駅 クマ
2020.10.10

愛知県東部に広がる新城市は、その8割を山間部が占め、コノハズクという小型のフクロウが棲むことでも知られる鳳来寺山(ほうらいじさん)は国の名勝に指定されている。さらに1,300年以上の歴史を誇る湯谷温泉(ゆやおんせん)のほか、武田軍と織田・徳川軍が激突した長篠の戦いの名残が今も数多く残るなど、自然と歴史ロマンを求めて全国から観光客が訪れる人気エリアです。

新東名高速道路・新城ICを出るとすぐに見えるのが、珍しい木製の給水塔を利用した「道の駅 もっくる新城」の看板です。

入口には、マスク着用のお願いなどコロナ禍における感染予防対策について注意喚起がされています。注意事項をよく読み、設置された消毒液で手指の消毒を済ませてから店内へ。

店内でまず目を引くのが、2階建て以上の高さはあろうかという広々とした吹き抜けの空間。施設名「もっくる」の由来である「木材・来る」の言葉どおり、地元のスギやヒノキをふんだんに使った温もりあふれる建物で、2015年度に愛知まちなみ建築賞を受賞しています。

「この建物は『梁あらわし造り』という特殊な構造をしています。ぜひ、梁と柱、天井が一体となったアーチ屋根を見上げてみてください。長篠の戦いで信長が考案した馬防柵をイメージして、木が組まれているんですよ」と駅長の田原 直さんが話してくれました。

2015年3月のオープン以来、ジビエ料理に力を入れているこちらの道の駅。
「新城市がある東三河は、鳥獣被害の多い地域でした。ただ、これまで近くに食肉処理施設がなかったため、ジビエの普及が遅れていたんです」
そんななか、道の駅のオープンと時を同じくして、東三河にジビエの食肉処理施設が誕生。地元で解体した鮮度抜群のジビエを道の駅のレストランで提供できるようになりました。

最初にいただいたのは、「奥三河製麺」の「温玉鹿カレー」(大700円、小400円・各税込)です。食欲を誘うスパイスの香りに誘われ、ひと口いただくとコクと辛さのバランスが絶妙。トッピングの温玉をスプーンで崩すと、マイルドな味わいに変化します。

鹿肉は、肩やモモなどの部位を細かくカットして使用されています。「ジビエを初めて食べる方でも、食べやすいよう工夫しました」と田原さん。さっぱりとした鹿肉に、ピリッと刺激的に仕上げられたカレーが最高の相性でした。

続いて、施設入口側にある「お惣菜バイキングもっくる」へ。大人気のバイキング(大人1,300円・税込)には、地元の新鮮な野菜を使った天ぷらや揚げ物、煮物、サラダなどの惣菜のほか、鹿カレーや鹿肉のボロネーゼ、鹿肉と野菜の和風ポトフなど、常時3〜4種類ほどのジビエ料理が並びます。

「鹿肉焼きそば」は、ゴロゴロと大きめにカットされた肩肉やモモ肉の存在感が抜群。事前にコンフィ(低温のオイルでじっくりと調理)されていて、しっとりとやわらかな食感が特徴的です。どこか懐かしいソースの風味が、鹿肉の旨味を引き立ててくれる一品でした。

ちなみに、バイキングコーナーではトングを1回使うごとに交換するなどコロナ対策を徹底し、安心して利用できるように配慮されていました。

最後に、売店のレジ横にあるスナックコーナーで販売する「くまコロッケ」(280円・税込)を。小腹が空いた時や、おやつ代わりにおすすめです。

お隣の長野県から仕入れた熊肉のミンチを加えたシンプルなコロッケなのですが、サクサクに揚げられた衣と熊肉の歯応えがとても楽しい! 噛みしめるたび、熊肉の野生的な旨味が広がり、ついついもう一つ食べたくなる一品でした。

売店には、地元で採れた新鮮な野菜やフルーツのほか、近隣エリアの特産品や土産などがズラリと並びます。

冷凍コーナーには、ジビエ商品も豊富。おすすめのレシピも紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。

併設された「観光案内所」では、奥三河の観光情報や道路情報はもちろん、おすすめのレストランや土産物店など、地域の魅力をたっぷり発信しています。

1,300年前に鳳来寺の利修仙人により発見されたという歴史ある湯谷温泉の足湯には、買い物客のほか、ドライブやツーリングの疲れを癒す人が次々と訪れます。

大自然と歴史ロマンが息づく「道の駅 もっくる新城」には、地域を豊かにする新しいジビエとの出会いが待っています。

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