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溢れる肉汁、話題のジビエ餃子「Mikiya Gyoza Stand」(ミキヤ ギョウザ スタンド)

東京
2019.03.12

ある日、少し変わった情報が飛び込んできました。「遠方からもお客さんが来る人気の餃子専門店で、最近新たに加わった“ジビエ餃子”がとてもおいしいらしい…」。ジビエ餃子!?これは食べに行かなくちゃ!ということで、話題のお店を訪ねて板橋まで行ってきました。

 

地元の名中華料理店が餃子専門店にリニューアル

今回ご紹介する「Mikiya Gyoza Stand」は、東京都板橋区、都営三田線の板橋区役所前駅からしばらく歩いた、仲宿商店街の裏通りにあります。

白壁と黒看板のモノトーンデザインが都会的な、まるでカフェのような外観です。

カウンター6席のこじんまりした店内は、白が基調のすっきりしたスタイリッシュな空間。

「Mikiya Gyoza Stand」店長の三木教一氏は、ちょっとユニークな経歴の持ち主。今の店を手掛ける前は、なんとニューヨークの会計事務所で働いていたとか。その後、現在の地にあった奥様の実家の中華料理店を継ぎ、餃子専門店としてリニューアルオープンさせました。

「先代の中華料理店の餃子が、本当においしかったんです。ラーメンやチャーハンはおいしいお店が多いけれど、餃子がうまいお店は他にあまりないなぁと思って。だから、餃子に特化した本当においしい餃子を出す店を目指しました」。

専門店を開くにあたり、餃子を食べ歩いて研究したという三木氏。その数、なんと100店舗以上だとか!

 

皮の厚さを0.1mmまでこだわる究極餃子

「餃子を研究して難しかったのは、皮をうまく焼くことですね。僕はお酒が好きなので、お酒と合う餃子を作りたくて、薄皮の小ぶりなものにしたんです。薄皮は水分を吸いやすく、きれいに焼きにくい。だから、キャベツの水を抜く下ごしらえなどに気を使っています」。

皮は業者から仕入れていますが、ここでもこだわりが。10社以上の中から選び、現在、取引している業者は、なんと皮の厚さを0.1mm単位で選べるのだとか。「Mikiya Gyoza Stand」で使っている皮は厚さ0.9mm。「0.8mmになると薄すぎてカリッと焼けず、1mmだと分厚くてぼてっとなるんです(笑)」。もはや、芸術作品を作るような繊細さ!

お店のメニューは「焼餃子」、「水餃子」(ともに5個250円・税込)、「肉餃子」(5個400円・税込)、「大葉と肉の餃子」(1個80 円・税込)、「鹿肉のラグー餃子」(3個600円・税込)の5種類(ライス持ち込み可)。

生ビール(500円・税込)やグラス赤ワイン(400円・税込)など、アルコールも楽しめます。イートインだけでなくテイクアウトでも購入OK(前述の焼餃子のほか、生餃子および冷凍餃子 各20個700円)。オープン当初は焼餃子と持ち帰り用餃子のみの扱いでしたが、お客さんからの要望などでラインナップが増えました。

 

人々との出会いで生まれた絶品ジビエ餃子

ここでうわさのジビエ餃子「鹿肉のラグー餃子」が登場!

肉は福岡県豊前産の鹿のすね肉と筋肉。これを愛知県三河地方の天然醸造八丁味噌と赤ワインとトマトで煮込み、皮で包んで焼いています。

「すね肉は煮込みすぎると溶けてどろどろとなります。少し歯応えを残しつつ、柔らかくなるように煮込んでいます。この煮込み加減が意外と難しいですね」。

三木氏とジビエとの出合いは、あるきっかけが縁になりました。地元商店街近辺の飲食店仲間で集まった際に、知人経由で福岡県豊前市の市長と知り合いに。その後、この飲食店仲間で豊前市に行き、公設民営のジビエ加工処理施設「豊前ジビエセンター」で生産者の方々と会いました。三木氏たちは生産者の方々の話に共感し、それぞれの店舗でジビエを仕入れることにしたのです。その顔触れは多彩で、ピザ屋やイタリアン、串焼き屋など、お店ごとの特徴を生かした料理を楽しめます。

「豊前市の皆さんとの出会いがなければ、ジビエ餃子は生まれませんでした。これもご縁ですね。ジビエ餃子も含め、いろいろなメニューが人々の繋がりから生まれていると思います」。今後、他のジビエを使う予定を尋ねると「猪肉の餃子も作ってみたいですね」。 きっと、また違うおいしさで人々を喜ばせるでしょう。

「餃子のおもしろさは、具を包めば何でも“餃子”になるところ。夢は、僕が以前働いていたニューヨークと、あとパリで餃子専門店を開くことです。外国人の方々はもちろん、現地在住の日本人の皆さんに、“日本の餃子”を味わってもらえれば…と」。

おいしさと大きな夢を包んだ「Mikiya Gyoza Stand」の餃子、足を延ばして食べに行く価値大ですよ!