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ジビエ入門におすすめ!鹿肉が手軽に楽しめる 「CAFE BISTRO LE VANT(カフェ ビストロ ル ヴァン)」

埼玉 ビストロ シカ
2019.10.30

埼玉県のJR武蔵浦和駅から桜並木を抜けて約10分。「埼玉建産連研修センター」という大きな文字が掲げられた赤レンガ造りのビルがあります。

「ここにジビエが食べられる店が?」と思う生真面目な雰囲気のビルですが、入口に掲げられた緑色の看板に注目を。こちらが今回訪ねたお店、「LE VANT」です。

ビルの外観とはうって変わり、店内は明るいピンクベージュの壁紙が目を引き、フランスの街角にあるカフェレストランのような雰囲気です。

友人たちとの繋がりから誕生したビストロ

店ができるまでのバックストーリーがなかなか興味深く、実はオーナーの加藤 浩さん(写真左)とシェフの原田真雄さん(写真右)は高校時代からの友人で、部活の先輩後輩の間柄。

高校卒業後、先輩の加藤さんは大学に進学してその後就職、サラリーマン生活を送ります。原田さんは製菓専門学校へ通い、パティシエの道へ。友人関係は続いていましたが、仕事はまったく別の世界。一見交わりそうにもない2人の道が再度交差したのが3年前のこと。

「仕事に飽きてしまって(笑)。楽しんで仕事をするには、自分の居場所を作り、そこに友人らに集まってもらうのが一番だ!と思って、飲食店を始めたいと思ったんです」と加藤さん。一念発起して友人の会計士に相談をしたり、また別の友人には店舗となる物件を紹介してもらったりとトントン拍子に話が進んでいったそう。

一方、原田さんといえば、「最初は私も『料理を任せられる人を紹介してほしい』と相談されたんです。勤めていたお店をちょうど辞めようと思っていたので、『それなら俺が!』と一緒に働くことを即決しました(笑)」。

そんな2人が共通して好きなのが“肉料理“だったことから、肉をメインにしたビストロが誕生。名物料理は肉たっぷりのカレーライスで、一番人気は「マウントエレガントポークカレー」1,500円(税抜)。

山のように盛られた、はちくポークのローストポークはなんと約200g!やわらかな肉のやさしい脂身の甘さが口の中で溶けていきます。

原田シェフが「思った以上の傑作ができてしまって(笑)、気付いたら看板メニューになっていました」と言うカレールーは、何層もの香りとほろ苦さと、スパイシーさとが幾重にも重なった深い味わいです。2か月ごとの期間限定メニューでは、ジビエなども登場。冬には猪肉も予定しています。

気軽に味わってほしいから、価格を抑えた鹿肉料理

そして今回の取材のメインは、蝦夷鹿の料理2品。まずは「蝦夷鹿のグリルサラダ」1,000円(税抜)から。鹿の外モモの肉をグリルパンにのせ、強火でしっかりと調理。

きれいな焼き色が付いた肉を薄切りにし、レタスやトマトなどの野菜と共に盛り付けて、仕上げにパルミジャーノチーズを削り出します。

噛み応えのある肉は旨味が強く、バルサミコのドレッシングの酸味でさっぱりといただけます。

上から散らした生胡椒の塩漬けは最高の味のアクセント!一緒に食べると、プチっと口の中で胡椒がはじけて香りが広がります。

2品目は「蝦夷鹿のステーキ」1,800円(税抜)。こちらはグリルした野菜と共に、赤ワインやハチミツを煮詰めたソースでいただきます。

すると先ほどのサラダとは味が一変。少し甘味のあるソースがシンプルなステーキに深みをプラスし、濃厚な味わいに。赤ワインも進む、食べ応えのある一品です。

「外モモの部分は脂も適度に入っているので、ステーキ向き。価格と味のバランスがとてもよく、だからこそ低価格でおいしい鹿肉料理が提供できるんです」と、シェフの原田さん。鹿肉料理はほかに前菜「自家製鹿ハム」600円(税抜)も人気です。

そしてもう1つ、忘れてならないのが原田さんが作るデザートの数々。

ショーケースにはケーキやグラスデザート、焼き菓子などが並び、第3水曜と第3日曜の月2回、「デザートバイキング」2,500円(税抜)も開催。毎月1日から予約ができますが、その日は朝から電話が鳴りやまないそう。特に日曜日の回は15分ほどで予約がいっぱいに。

一年中味わえる鹿肉料理はもちろん、豚肉はロースのほかハツやモツなどさまざまな部位の料理がラインナップ。前菜からメイン、そしてデザートに至るまで手を抜かず、手ごろな価格で楽しめるカフェビストロ。肉好き、ジビエ好きなら埼玉・浦和へ出向く価値大です!

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