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炭火焼居酒屋で出合う“安い&旨い”ジビエ串「裏馬場(うらばんば)」東京都品川区北品川

東京都 居酒屋 焼鳥・串焼き シカ イノシシ クマ キジ ランチ
2018.07.03

北品川駅・新馬場駅から各徒歩5分。駅から続く商店街を抜けた旧東海道沿いに、“ジビエの串焼き”を食べられる店があります。一見普通の居酒屋なのですが、鹿とキジが描かれた暖簾脇の灯りが目に留まり、やっぱり「ジビエが食べられるというのは本当かも!?」と期待が高まります。

ジビエの串焼きを食べられるお店

炭火焼居酒屋「裏馬場(うらばんば)」では、和歌山県古座川町から仕入れたジビエを串焼きにして提供しています。“ジビエ”というと、野生の肉のため臭みがあるとか、値段が高いといったイメージがありますが、ここではリーズナブルにジビエを楽しむことができます。

ジビエ串は鮮度と焼き加減が命

この日頂いたのは、右から鹿もも、鹿ハツ、鹿バラ(味噌)、キジ(飼育)、猪バラ、アナグマもも。ジビエ串1本280円~、ジビエ串盛り4本1090円~で食べられるというのは何とも嬉しいポイント!

まず、鹿ももをほおばると…とてもやわらかくジューシー! ジビエ肉は噛み応えがあるという印象でしたが、その先入観は、最初のひと口で見事に吹き飛ばされました。続いて、鹿ハツ。鹿ももとは異なり、モチモチした弾力が特徴で好みが分かれるところ。キジは普通の焼き鳥よりも濃厚で、ネギとの相性も抜群! 猪バラは脂がのっているものの、しつこさはまったくなくサラっとした味わい。アナグマは噛めば噛むほどに、旨みがじわじわ広がります。

店長の藤本賢昇さんは、都内の炭火焼専門店で修行したのち、「裏馬場」をオープン。当初はジビエの扱いはありませんでしたが、奥様のご実家がある和歌山でその魅力を知り、もっと手軽にジビエを味わう方法として、串焼きにたどり着きました。味噌漬けの肉以外、味付けは塩のみというこだわり。ジビエ肉本来の旨みをシンプルに堪能できます。1本1本、肉の特徴に合わせた絶妙な炭火の焼き加減が口コミで広がり、ジビエ目当てで来店するお客も多いとか。

お客さまの「旨い!」がやりがい

ジビエ以外のメニューで人気No.1なのは「レバーロール」(280円)。少し大きめの豚レバーを鶏皮で包み炭火でじっくり焼いた串焼きで、鶏皮×豚レバーはまさに人気部位のコラボ! カリッと香ばしい鶏皮に守られたレバーが口の中にとろっと広がり、究極の組み合わせに思わず舌鼓。

おすすめの2品目「だし巻き玉子」(520円)は、使用している卵が4つとは思えないボリューム。箸がすっと入るふわふわな卵を持ち上げると、湯気から漂うダシの香りが食欲をそそります。

口に入れた瞬間、驚くほどのダシがあふれ、卵と一緒にのどに流れていきます。まるで料亭の絶品茶碗蒸し、もしくはお吸い物を味わっているかのような感覚。甘さ控えめ、ダシの味が勝負の一品です。

藤本さんいわく、「ジビエ肉は、高たんばく・低脂肪・低カロリーという特徴に加え、ビタミンBが豊富。特に鹿肉は、女性に必要なカリウムや鉄分も申し分なく、美容を気遣う人にはもってこい」とのこと。店にはユニークなメニューも多く、オリジナルなメニューを考案しては、お客さんに「旨い!」と言ってもらえるのが何よりも嬉しい、それがやりがいになっているそう。

これらの肉は都内の有名フレンチ店などでも使用されているジビエで、それをシンプルな塩のみで味わうことは、なんとも贅沢。ジビエ串に合う日本酒やワインも多く取り揃えているので、ヘルシー志向の女子会を開いてもよし、仕事帰りにサクッと寄るもよし。炭火焼ならではの燻煙に包まれたジビエのおいしさを、一度味わってみては?

  • ジビエトの掲載店舗は「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」に基づいた仕入れ、加熱調理等がされていることを確認しています。
  • 掲載内容は取材時のものです。営業時間などの最新情報はお出かけ前に各店舗の公式HP等にてご確認ください。
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