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地産地消にこだわるトラットリアで秩父ジビエを堪能する 「ディアボラ 大宮店」

イタリアン 埼玉 シカ イノシシ
2019.09.30

埼玉県のJR大宮駅東口から徒歩3分、一番街商店街のアーケードの一角に誕生して7年目。「ディアボラ 大宮店」は、武州黒毛和牛や埼玉県産野菜など地産地消にこだわったイタリアンレストランです。

木を基調にしたカジュアルな店内には、イタリアのワインを100種類以上そろえ、店に訪れた生産者のサイン入りのボトルもインテリアに。気軽なワイン酒場として利用したい雰囲気にあふれています。

ジビエは秩父産! 地元・埼玉の食材にとことんこだわる

こちらのお店、実はさまざまな業態でイタリアの食文化や食材を埼玉県内に届けている「ノースコーポレーション」が手掛けています。「ディアボラ」は浦和店とこちらの2店。しかし画一的に料理を提供するのではなく、各店舗が独自のこだわりでメニュー展開しているのがおもしろいところ。

大宮店ではシェフ・門平光正さんが修行時代にイタリア全州を巡って郷土料理を研究した経験を生かし、季節ごとにイタリア各州の郷土料理とワインのペアリングフェアを開催したり、門平さんの出身地・秩父エリアの食材を多く扱ったりしています。

今回いただいたジビエ料理は、秩父の鹿と猪を使った料理です。まずは「秩父猪と乾燥しいたけのラグーソースのおっきりこみ風 タリアテッレ」1,580円(税抜)から。

“おっきりこみ”とは、幅広の麺を肉や野菜と煮込んだ秩父の郷土料理のこと。自家製麺はおっきりこみをイメージして卵を使わず、ラグーソースは猪肉に秩父産の乾燥シイタケを加え、仕上げに羊のチーズを散らしています。

幅広の自家製パスタにソースがよく絡み、シイタケとチーズの香りが鼻腔を刺激。猪肉は噛むほどに旨味が口の中に広がり、猪×シイタケ×チーズの三層の香りが優しく溶け合います。

「秩父ジビエは秋・冬を中心に提供していますが、猪ですと、ミカンを皮付きのまま丸ごと一緒に煮込んだ、猪肉のミカン煮込みもおすすめですよ」。 

食を通した活動で埼玉全体を盛り上げる

続いて運ばれてきたの鹿肉の料理は、「秩父鹿ロースのロースト 秩父産チーズとブルーベリーの2種ソース」2,230円(税抜)。

シェフが取り出したのは深いワイン色をした小鹿のロース肉。

「秩父の鹿は牛ヒレ肉に近い優しい味が特徴です。秩父は食肉処理場が1軒しかありませんが、そこが安全性をしっかりチェックしているので安心して食べられます。捕獲後、丁寧に処理した鮮度の高い肉が入手できるのも地元ならではのよさですね」。

美しい薄ピンク色のロース肉はとってもやわらか。かつ、しっとりとした絶妙な焼き上がりです。少し酸味のあるブルーベリーソースと合わせるとあっさりといただけます。チーズソースでコクをプラスしてももちろん美味。

店長であるソムリエ・小室卓也さんがこの料理に合わせてくれたのが「秩父ルージュ」グラス982円(税抜)という、秩父産の赤ワイン。

「イタリア全20州のワインをそろえていますが、日本産はこの秩父の兎田ワイナリーのものだけ。やはり地産地消でワインも食材と同じ産地のものがよく合います。秩父ルージュはマスカットベリーAというブドウを主に使っていて、フレッシュなベリー感を思わせる味わいが鹿肉とマッチするんです」

鹿肉に添えられた色とりどりの焼き野菜は「さいたま産ヨーロッパ野菜のグリル」530円(税抜)。輸入すると鮮度が落ちてしまうイタリア野菜を新鮮に味わえるようにと、ノースコーポレーションが「さいたまヨーロッパ野菜研究会」を発足したのが7年前。埼玉県内の農家や料理店が協力しながらヨーロッパの野菜を種から育て、現在では県内約1000軒のレストランで利用されています。ほかにもさいたま市の食育事業「シェフ給食」で学校給食作りに出かけたり、シェフの門平さんは西武鉄道や秩父鉄道のレストラン車で腕を振るうことも。

「給食は普段使うことのない大鍋を使うなど、お店とは作る量が全然違うので大変ですけど、みんな楽しんで参加しています」と小室さん。生産、流通、食、食育…食の多方面から地元・埼玉を盛り上げています。

「地産地消にこだわったら肉料理が多くなりました(笑)」と言うように、他にも武州黒毛和牛のボロネーゼやトリッパ、至福の味わい豚のグリルなど、埼玉ブランド食材を使ったメニューが並びます。“気の置けない仲間とワインを片手に埼玉の珠玉の食材を味わう”…そんなとびきりの時間を「ディアボラ」で過ごしませんか?

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